2008年12月29日月曜日

白神(2)

12/28(日)

 今年6月の第53回全道俳句大会で道知事賞を受賞した白神の 川内谷弘美 さんから、『白神岬』と題する句集をいただいた。  家族や俳句仲間の多くの応援によって今回はじめて発刊された。

 白神小学校の松本校長先生(故人)に出会って始めた俳句の一番最初の句は、

         雪解けて (あざみ)顔出す 春の里

で、一生忘れる事の出来ない句だそうです。 句集の奥さんのカタクリの絵手紙の栞もきれいで、

         青(すだれ)  鍵などいらぬ 村に住み

という句は、おおらかで、住民の連帯感の強い白神という土地をよく表していると思います。 白神岬という句集名は、父母はじめ彼も白神生まれで、そこの四季の中での句がおおいことと、文豪伊藤 整の生まれた所ということが由来のようです。

 今回の受賞の句は、

         船売って 海を見ている 頬被り

で、「松前の現状を俳句で多くの人に伝えたかった」そうですが、漁師のわびしさがズシンと伝わる淋しい風景です ネ

2008年12月27日土曜日

白神(1)

12/26(金)

 先日、白神(松前町)に住む叔母のご主人が獲ってきたタコをいただいた。 叔母は、わたしの母(チヨ)の末妹で、いまでは8人兄弟姉妹のうち2人だけとなった。 母は28年前に他界した。 

 ちょうど一年前の12月25日に、『松前古老百話 白神』が発刊された。 昭和45年、二人の学校の先生( A先生とY先生 )が、白神在住の明治生まれの古老の方々を訪ねて、明治から昭和までの白神の生活や文化、にしん漁の様子などを聞き取りしてガリ版製本した冊子を、地元の有志( Nさん )が実行委員会をつくり復刻版として再発刊したものです。 明治時代の白神小学校の様子も詳しく書かれている。 

 邦訳したD.H.ローレンスの『チャタレイ夫人の恋人』が、わいせつ文書にあたると警視庁に摘発を受けて一躍有名になった伊藤 整の父、伊藤昌整さんが日清戦争の後、白神に移り住んで白神小学校の先生をしていたので、古老の語りに白神で生まれたこどもの頃の整の名前もよく出てくる。 整をおんぶして転んで、整の額に大きなたんこぶをつくった話なども。 
 5歳まで白神にいた整は、小樽の塩谷村へ移り、後に小説家、文芸評論家となった。 小樽時代には『蟹工船』の作者の小林多喜二とも交流があった。 

 わたしが大学生の頃、母から ”伊藤 整なら、あのブルースの女王 淡谷のり子を白神に連れて来て、方々案内していたんだよ” と聞かされたことがあった。 遠いむかしのことです ネ

9番目

12/25(木)

 今朝の新聞に厚生労働省が発表した全国市区町村別の推計人口が載っていた。

 それによると、2035年の人口減少率は群馬県南牧村の68.3%が最高で、当町の福島は上位全国番目で、10番目が夕張市だという。 現在、5千8百人台の人口が、2千3百人台まで減ってしまう計算になるのです。

 渡島管内(2市9町)の2007年度の普通会計決算概要で、経常収支比率の平均は89.5%で、森町が98.9%、ついで福島町が96.0%と高かった。 経常収支比率とは、一般財源の収入に対し人件費や公債費などの経常経費の占める割合のことで、数値が高いほど財政の自由度が低い【道新による】、つまり数値が低いほうがいいのです。 福島町は、管内の平均より、6.5%も高いのです。 

 しかし、今年から始まった特定健診(メタボ健診)の受診率では、福島町は全道の市町村の中では、上位の番目でがんばっています。 健康に対する町民の意識が高くなってきているのかなと期待しているところです ヨ

 

2008年12月20日土曜日

エゾエンゴサク





12/18(木)

 今日『風のガーデン』の最終回だった。

 貞美(中井貴一)は、父の貞三(緒方 拳)と、むすめのルイ(黒木メイサ)のふたりの家族に見守られながら、" アノ世ヲ "という言葉を最後に、増やした麻薬の効果もあって、深い永遠の眠りについた。

 倉本 聰は、このドラマのキャストをいつ決定したのだろうか? どうしても緒方拳が、末期のすいぞう癌の貞美にダブって見えてしまうのです。 大学病院の看護部長の内山妙子(伊藤 蘭)が貞美に会いに来たが、  自分は地方の町医者で在宅医療専門をやっていて、大学病院のような進んだ材料も設備もないが、患者をこの目で見、直接触れることで家族を安心させられる。 しかも患者さんが馴れ親しんだ場所で、本当に愛する人たちに囲まれて、家族と一緒に最期を闘うのは、患者さんを一番安心させられます。 そして、ここが一番大事なところですが、ご家族も一緒に闘ってくれることで、愛する者の死を納得できるンです  と、貞三に言わせている。  恥を申しますが、うちは永いことバラバラでした。でも、あいつの最期を一緒に闘うことで、家族が初めて結ばれつつあります。 ですから、他の方の手伝いは、ありがたいですが、お受けしたくないンです  とも。 

 富良野を舞台にした三部作は、いずれも家族がテーマだったような気がします。 『北の国から』、『優しい時間』、そして『風のガーデン』は、父と子(おやこ)の物語だった。 今回、松前町に住む高校の同級生の S君が、シナリオ本を持ってきてくれたので、内容を詳しく知る事ができた。 感謝!

 ドラマのラストシーンは、群生するエゾエンゴサクの鮮やかな空色が印象的です。 それはルイの一番好きな花で、花言葉は “妖精たちの秘密の舞踏会” だそうです。 

 わたしの住む町でも、 5月の山道を歩くとカタクリの群生に混じって可憐なエゾエンゴサクの花を見ることができる ヨ

 

若者力


12/16(火)

 ことしのスポーツ界を賑わせたのは、若者たちでした。 とくに、年末になって注目されるのは、ゴルフの
石川 遼君とフィギュアスケートの浅田真央さんです。 ふたりとも、まだ十代です。

 ピンチのはずのアプローチショットがカップインのバーデイだったり、絶対絶命のウオーターショットもピンそばすぐ近くにつくなど、見守るギャラリーをハラハラドキドキさせるが、やることなすこと全部が遼君に味方しているみたいだった。 ショートプログラム2位からスタートした浅田は、プレッシャーのあるなか、果敢にも史上初となるトリプルアクセル2回を成功させ、逆転優勝した。 スタンドの喝采は鳴り止まなかった。

 試合で好成績をだせるのは、まぐれやラッキーの連続ではなく、普段の不断の努力の賜物だとおもう。 ふたりとも、インタビューの受け答えもすばらしい。 わかものの力は、無限のようです ネ

健康だより



12/15(月)

わたしの生まれ故郷 福島町に内科主体のクリニックを開業して19年目を迎えています。
その間、多くのみなさまに支えられてきました。  ひとりの開業医ができることには、限りがあります。 
ひとりひとりの患者さんに適切な医療を受けていただくためには、他の病院との緊密な病診連携が必要ですし、健康で長生きするための守るべき健康情報を知ってもらう事も大事なことです。  そうした医療の情報を少しでも発信することが、みなさまの健康寿命の延伸につながってくれればと思っています。 

オガクリ健康だより』は、今日発行します。  不定期の発行になると思いますが、どうぞ長い目でみていただけたらと思います。   よろしく ネ
今回 クリニックのHPの作成と、健康だより、ブログのレイアウトなど、すべてを長男がしてくれた。 団塊世代のわたしにとって、おおきな贈り物である。 感謝!

2008年12月14日日曜日

チョウ


12/13(土)


 今日の話題としては、道新幹線の長万部ー札幌間の09年度着工の与党案がまとまったとか、「今年の漢字」が 『変』 に決まったとかいう師走の記事内容が多い中で、NHKーTVの ドキュメント現場 という放送に関心した。


 福島県に住むK内科医師が、アサギマダラというチョウが列島縦断することに興味を持ち、自分の住む裏磐台高原のデコ平から、1500Kmも離れた奄美諸島の喜界島までチョウを追って旅をするという話です。 途中、チョウの飛来が遅いとチョウ採取仲間らとの交流をしながら、長野県の大町のフジバカマのお花畑での捕獲確認(デコ平でマーキングしたチョウを確認するため)や、愛知県の三カ根山での捕獲事情(温暖化のためか寒いはずの本州で産卵してしまうチョウもいる)等、 移動に日数がかかったことは今年の異常気候に問題があるなどと取材していた。 台風や上昇気流をうまくとらえて空高く舞い上がることができるアサギマダラは 52日間かけて、福島デコ平から南の島へ旅したことになったといいます。


 一方、南の島から日本列島へ移動するアサギマダラは、最近では北海道にも飛んできているそうです。 新幹線よりは遅い、ゆっくりした空の旅もいいでしょう ネ

 

2008年12月10日水曜日

議会


12/10(水)

 「開かれた議会」づくりをめざしている福島町議会が役場で町民懇談会を開催したので参加した。  12人の町議会議員と町内の各団体や企業の代表、そして前福島町まちづくり基本条例町民検討委員会の委員などが出席した会で、
『福島町議会基本条例』(素案)についての質疑、意見交換が行われた。

 
 2006年5月、全国にさきがけて北海道栗山町議会が議会基本条例を制定し、議会を議員、町長、住民などが自由に討論できるフォーラムとして位置づけたそうです。 その後ある開発計画の事案では、議会は住民との討論の結果を踏まえて、計画の8割を修正させた内容で執行機関(町)と合意したそうです。   町民の意見がおおいに反映された好事例といえます。  福島町の議会も”町民が実感できる政策を提言する議会”となってほしいと願います。

 それにしても、議会で使われている用語は、解説がなければピンとこないものが多く、苦労します。二元代表民主制、地方分権、合議制、独任制などなどです ガ

 

2008年12月9日火曜日

小児救急


12/7(月)


 北海道医師会と北海道小児科医会の主催で、『北海道小児救急地域医師研修会』が函館のホテルで行われた。 今回が4回目で、とてもために成る会でした。

 
 私のような小児科専門医でない開業医のところにも、子どもが急に熱をだしたとか、咳が止まらないなどと、子どもを抱えてあわてて駆けこんでくるお父さんお母さんがいます。 よく話を聞き、顔色などをみながら診て見ると、ほとんどは心配もなく、お薬や注意点を話すだけで良くなる場合が多いのです。 
 それでも、発熱、腹痛、せき、誤飲などの時、ここだけは特に気をつけて注意して診なければならないところがあるのです。 今回の会では、そうした大事なポイントを、症例を提示しながら詳しく教えてくれた。 意識障害、けいれん、ショックの時の救急蘇生などまでも取り上げて説明してくれたので、講師の E先生、 Y先生には大変感謝いたします。

 地域の小児科医の不足は、早急には改善しそうにありません。 お父さん、お母さんに子どもの病気のことや、家庭でできるホームケアのことなどを話せるちょっとした集まりの会をつくることも必要ですよネ

2008年12月5日金曜日

イルミネーション


12/5(金)

 仕事を終える5時頃になると、外はもう真っ暗で、少しの明かりでも目に鮮やかに映ってくる。 町内でも師走のクリスマスシーズンにあわせてライトアップする家々が増えていて、なんとなくうれしい気分にさせられている。

 当町は全国一の”するめ加工の町”という別名があるくらい、いかの加工場が多く、たくさんの主婦の働き場所となっている。 この時期は時々残業もするほど忙しいそうです。 そんな町をあるネオンがPRしている。 道の駅の屋根に掲げられたイルミネーションは、少しづつ種類がふえて、静かな夜の街並みを照らしている。

 この『明かり』は年中照らし続けているのが特徴で、ガンバレ福島と叫んでいるようだネ

2008年12月4日木曜日

健診

12/4(木)



 今日、役場である会議がおこなわれ、委員として出席した。 その会のなかで、改めて住民健診の大切さを思い知らされた。 今年病気が重く、ある程度高額な医療費の掛かった人たちは、今まで健診というものをまったく受けていなかったそうです。 

 昨年までは、早期発見を目的とした健診(二次予防)が一般的だったが、今年から特定健診という、いわゆるメタボ健診がはじまった。 生活習慣を見直そうという一次予防です。 当町は中間報告ながら、全道の市町村の中で、その受診率は40%を越えて、第9位です。 一方、がん検診の受診率は、まだまだ低く、いかにアップさせるかが今後の課題です。 健診(検診)のあとの、きめ細やかな対策ももちろんとても大切です。

 健診受診率の上昇は、わたしたち町民の”健康”への関心の高さを表しているものです。 医療と保健に携る者は、その関心がもっともっと高まるように住民啓発を心がけていくべきですよネ。

2008年12月3日水曜日

学校保健

12/2(火)

 渡島学校保健会会報(第23号)が届いた。

 今、運動不足の生活が子どもたちに定着しつつあるそうで、スポーツ少年団やスポーツクラブで運動している子どもと、ほとんど運動しない子どもの差が一層広がり、運動習慣の二極化 (一部の「トップアスリート」と「カウチポテト」) が進んでいるそうです。 この体力低下の問題と、生活習慣や食生活の乱れの問題 そして心の健康について積極的な健康づくりを進めていかなければならないと、同会の  会長は力説している。

 学校だけでなく、家族と地域が連携して課題の解決にあたっていくべきということは、当町の 『いきいき健康ふくしま21』 のプロジェクトにも当てはまるわけだ。 6期に分けたライフステージのうち、子ども期(6~18才)への働きかけを重点的にする必要がある。 先月行ったワークショップを学校でもやれないだろうか?
 
 どんな意見がとびだすか、とってもおもしろいと思う ガ - - -

2008年12月2日火曜日

病院の言葉



12/1(月)

 今日から師走。 まったく月日のたつのは早いもので - 

 昨年の10月、国立国語研究所が『病院の言葉』委員会を発足し、病院で使われている言葉を分かりやすくする提案の中間報告を発表した。 それへの意見を今日まで募集していた。 集まった意見を踏まえて来年3月頃に最終報告をまとめる予定だという。 イレウス、誤嚥(ごえん)などは、日常語で言い換える。 腫瘍(しゅよう)、腎不全(じんふぜん)は、正しい意味を、ショックや貧血は混同を避けて明確に説明するべきと 57の「病院の言葉」を類型にそって分類している。

 今回の提言で委員会が目指したのは、”医師と患者の間で情報の共有と合意の形式を確かなものにし、信頼関係を構築しょうとしたものです” とのことです。

 意思疎通はどの分野でも大切ですが、医療ではとくにですネ


 

2008年11月30日日曜日

救急医療

11/29(土)


 『渡島地域保健医療福祉連絡協議会』が函館市内のホテルで行われた。 

 渡島医師会と函館歯科医師会そして渡島の各町と北斗市の行政の担当者が委員となって、 管内の保健医療に関する諸問題について協議し、課題の調査研究などを行い、保健医療体系を確立していこうとすることを目的とした会です。

 総会に続き行われた研修会は、今 もっとも関心のある医療問題となっている 救急医療の講演でした。 北海道医師会の救急医療担当の M先生が、”救急医療の現状と今後の展望”と題して話してくれた。 道内の医療のさまざまな課題や問題点を、事例をあげながら詳しく解説すると共に、全国で行われている取り組みの好事例なども紹介してくれたため、今後の医師会活動のおおいに参考になるものと思っている。

 渡島医師会も12月1日から、函館市医師会が運営する函館市夜間急病センターへ会員(北斗市と七飯町の)を派遣し、道南の夜間救急診療の医師体制確保へ協力することを決めた。 「人材面の支援とともに函館、渡島の救急医療の住民啓発にも協力したい」と、渡島医師会大北会長は新聞のインタビューで述べている。

 医師不足など医療側の問題もあるが、コンビニ受診などする住民側の意識改革なども今後の大切な課題です ネ。

新そば


11/27(木)


 福島町史研究会の例会(本年度第6回)が行われた。

前半は、「学童集団疎開」の話を会員の Nさんがしてくれた。当時、国民学校の5年生だったNさんの目からみた戦争の悲惨さを、函館から疎開してきたこども達の生活を通して語ってくれた。 後半は、森の名手、名人で会員の Sさんが、千軒の新そば粉を使って手打ちそばを披露してくれた。 テンプラも添えられた盛りそばは、戦時中の体験談にもはながさき、完食された。 女性会員のみなさまがフル活動してくれた。
 
 今年の例会は、すべて会員の発表でした。 顧問の先生の講座がなかったのは、今年がはじめてです。 会の運営委員長を Yさんが引き受けてくれたので、今後の活動が楽しみです。 第8号の会報『永』の発刊を約束してことしの例会を無事終えることができた。
 
 会員のみなさまへ感謝です。 サンキュウ


 


 

ワークショップ

11/25(火) 26(水)

 「いきいき健康ふくしま21」の、みんなが健康横綱になるための住民懇談会が、吉岡と福島地区で行われた。 参加者が心配されたが、吉岡は2班、福島は3班のグループに分かれてワークショップ(参加者が自由な雰囲気のなかで知恵、意見を出し合いながら作業を行い、成果をまとめあげる)をおこなった。 栄養、食生活、運動のテーマに活発な意見がとびかいスローガンをまとめ上げた。 今後、行動計画が策定される資料になるわけだが、寒い夜にもかかわらず集まってくれた住民の方々へ感謝いたします。

 かぜがそろそろ流行ってくる季節。インフルエンザの予防接種を忘れずにネ!

ロハス コンサート

11/24(月)

 昨日は勤労感謝の日だったが、最近は玄関先に国旗を掲げる家庭が珍しくなりましたネ。

 夜、BS-TVで坂本龍一のロハス( LOHAS ;健康を重視し持続可能な社会生活を心掛ける生活スタイルを意味する。 98年にアメリカの社会学者ポール・レイと心理学者シェリー・アンダーソンが提唱した。 先進国の多くで注目を集め始めています クラシックコンサート(8・15)を観た。

 ”音色にひかれた”という三組のゲストのうち、「明日香」という雅楽のグループとの共演がよかった。    
戦場のメリークリスマスなど懐かしいピアノ演奏は最高!  です ネ

2008年11月22日土曜日

タウンミーティング


11/22(土)
 町民の健康づくりをどのようにしたらいいのか、昨年 町民みなさまのご協力をいただきながら会議を重ねて、健康増進法に基づく市町村健康増進計画として 「いきいき健康ふくしま21」 を提言させていただきました。 町民の健康に関する実態アンケートを基にしてまとめられたもので、生活習慣を見直して健康寿命の延伸を図ろうとする基本計画(プラン)と考えています。

 子供から大人まですべての町民を対象にした内容で、このプランの目標達成につなげるため、これからの ”行動” がとても大切になります。町民一人ひとりが できることから少しずつでも健康へ向けて歩み始めることが大切なことだと思います。 各々の健康が家族の””であり、地域の町の””でもあります。

 今回町民が取り組む行動計画をひとつの形にするために、タウンミーティングを開催します。 すっかり雪化粧し、寒さもいちだんと厳しくなった夕方の会合です。 何人の町民が集まってくれるだろうかナ?

拍手


11/20(木)

 風のガーデン   ~在宅往診していたガン患者が、最期の時をむかえた 緒方は、日夜の往診で疲労困憊(ぱい)のはずなのに、穏やかな表情で患者の枕元に立ち、「今 旅だって逝かれるところです」と、家族に別れのあいさつをうながすシーン  そして、「みなさん 本当によくなさいましたね」と臨終を告げると、誰からともなく小さな ”拍手” がおこり、笑みを浮かべて見送った緒方の目にも光るものが見えた~

 おだやかな終末期医療のひとつのかたちですネ。
 
 

2008年11月20日木曜日

ゴルフ


11/19(水)

天気予報どうり、午前中から降り出した初雪は家々の屋根を真っ白に変え、冬の到来となった。 これで道南でのゴルフもシーズンオフとなり、淋しい限りだ。


ゴルフの起源として、セントアンドリューズの手持ちぶさたの羊飼いの遊びから始まったという『羊飼いの起源説』は、残念ながらそれを裏付ける証拠がないそうだ。 フランダーズ(北欧ヨーロッパ)で始まったゴルフが、15世紀の前半 今のオランダからスコットランドの東海岸に流入して、大きく発展したというのが本当のところのようだ。 ゴルフという文化が北海を渡るには、ジャンヌダルクの活躍で知られる英仏の百年戦争(1337~1453)での大掛かりな人の往来と通商があったからだと言われている。

今年は90の壁は厚かった。 来シーズンこそ破るゾ

2008年11月17日月曜日

講演会

11/15(土)

 渡島医師会の研修会として『糖尿病』の講演会を森町で行なった。
講師は函館市内の公立病院の H先生で、日頃から紹介した患者さんの診療情報をていねいに書き送ってくれているとうりの、人柄のよく現れたいい講演会だった。
 糖尿病患者の診断*治療経過を診るうえでの貴重なアドバイス、情報を得た。

 感謝!

11/16(日)

 NHKスペシャル『病の起源』は、糖尿病~想定外の贅沢~だった。
今 日本では、予備軍と呼ばれる人も含めた糖尿病(DM)患者は 1870万人と言われている。 ただ日本のDMの75%は肥満ではない。
 アフリカで誕生した人類は、1万3千年前に今の中近東あたりの肥沃な三角地帯で農耕をはじめてから、ヨーロッパ方面とアジア方面におおきく進路を分けて進歩(進化)してきた。 北部のヨーロッパでは牧畜が盛んになり、日本をはじめとするアジアは、そのまま米穀中心の食生活だった。 日本人は、縄文時代から平安、江戸時代そして明治になっても脂肪摂取量は一日10グラム台であった。 したがって、食後の血糖を調整するため すい臓から分泌されるインスリンは少なくてよかった。 ところが今の日本人のそれは、なんと欧米並みの50グラム台になってしまっている。 インスリン分泌の少なくていい遺伝情報を持つわたしたちは、その事実を活かした暮らしの食生活をおくるべきで、とくにDM予備軍の該当者には食育を必要とすると思う。

 メタボ健診 なんだかおかしいゾ 

 

乙女の祈り




11/13(木)

「風のガーデン」   ついに主人公の麻酔科医が息子とバッタリ出会ってしまった。


父親は死んでしまったと聞かされていて、その間の事情を何も知らされていない息子は、”私は大天使ガブリエルだ”と名乗った麻酔科医を本当の天使と思い込んでしまった。その大天使のために、亡くなった母親がいつも弾いてくれていたピアノ曲 ”乙女の祈り” を弾くシーンでは、7年間も家族と音信不通だったさすがの大天使(?)の目からも涙が頬をつたっていた。家族への懺悔の気持ちか、不憫な息子が一心に弾く音色に不義理を重ねた妻への想いの気持ちを感じたからか - - - -

ピアノとチェロの合奏は本当によかったネ


絵手紙ー2



11/12(水)




 今日 絵手紙の講座が行われ、新しく4名の方が参加した。

 北海道新聞の ”ひと2008” に、『絵手紙の教育力』を論文にまとめて、近く教育学会の全国大会で発表する神原秀紀(かんばらひでき)さんの記事が載っていた。絵手紙をテーマにした研究はほとんどなく、絵手紙は「構図や表現を考えることで集中力を養わせ、書き上げた時に達成感を与えてくれる」し、「自分でも見えない素直な心を引き出してくれる」と書いてあった。

 たしかに、まだ始めて間もないが、書いていると集中力が要るし、充実感も味わえる。

 手軽な趣味になりそうダ

2008年11月11日火曜日

白寿




11/10(月)


 町内の特別養護老人ホームに入所中の H さんが、今日誕生日を向かえた。

 明治42年11月10日生まれですから、満99歳の白寿です。 


 ほんとうにおめでとうございます。


 家族みなさんでお祝いしたそうで、娘さんから紅白のおもちをいただきました。 

 とてもおいしかったヨ

2008年11月10日月曜日

登山家(栗城)





11/9 (日)





 北海道医師会の創立61周年記念行事が札幌で行われた。

 その記念講演として、ソロアルピニストの栗城史多さんが「死の地帯を越えて~人間には無限の可能性がある~」と題する、すばらしい話をしてくれた。
 先月 世界第8位の高峰マナスル(8163m)に日本人として初めて単独無酸素登頂に成功したというニュースを聞いていたので楽しみにしていた。  少々早口だが、プロフィールにある小柄な体格にもかかわらず、なぜ山に魅せられて登山家になったか、なぜ単独で山にアタックしているのかなど、たくさんの山々の美しいスライドとともにエネルギッシュに熱弁を振るってくれた。

 登山は””が良くなければ決して成功しないそうだ。 

 そのため彼は、決してあきらめるな、いつもワクワクして、使命感を持ち、感謝のこころと、を持ち続けることだと 5つ のキーワードを強調して話をしめくくった。 

 感動ダネ

絵手紙



11/7(金)

 最近、絵手紙(絵ハガキ)を始めた。
 と言っても、まだ三度習っただけで、講師は町内に住む熊谷正春さんです。
 ”下手でいい 下手がいい” が、口ぐせの講座は、わたしに合ってるから継続できそう。

 ゆっくり、のんびりやっていこうカナ




名優

11/6(木)


 この秋に始まった新番組のTVドラマの中で、倉本 聰の「風のガーデン」がいい。

 富良野を舞台にしたTVドラマ三部作のうちの最後の作品だという。

 すい臓の末期ガンという設定の主人公 中井貴一さん扮する優秀な麻酔科医の 弾くチェロの音色もいいが、在宅医療を専門とする初老の医師を、先月肝臓ガンで 逝った緒方 拳さんが好演している。 彼の遺作となった。

 東京から、たまたま帰郷した在宅ガン患者の息子が”オヤジを病院へ入院させる” と強く主張するが、”自宅で死を向かえたい人の希望をかなえたい。家族と共に過ごす時間を大切にしてあげたい”と、おだやかな口調ながら、力強く諭すシーンは、緒方さんの最期を知った今では、何とも複雑な気持ちでいっぱいだった。

 役づくりとは言え、その演技に真の役者魂をみた思いだった。

 今後のドラマの進行に目が離せないゾ。

駅伝

11/2 (日)





恒例となっている南北海道駅伝競走大会(第26回)が、当町で行われた。



開始2時間前には、雷鳴がとどろく豪雨でしたが、スタートの10時には雨も上がり、多くの参加チームの第一走者が勢いよく飛び出していった。

わたしは、例年どうり救護班として、一般男子(6区間)の最後尾を伴走した。

今年は木古内町の恵心園からのチームが(名前をだしてゴメンナサイ)、沿道からの多くの応援にもかかわらず最終ランナーとしてのテープを切ることになってしまった。トップとの差は約40分もあったが、たぶん同僚らが作ったと思うが、大きなプラカードを持った数人の仲間が随所で大きな声をかけていたのが印象的で、職場の団結力が高いものと思われた。

来年は順位を上げてくださいネ。

2008年11月1日土曜日