2012年1月28日土曜日

今年の「福島・松前白楊会」

「向日葵の会」伊藤昌子
今夜、町内の飲食店で「福島・松前白楊会」の総会を行いました。 参加は16名ですが、会が設立されてもう13年が過ぎます。 よくここまで続けてこれたものです(実感としてホットしてます)。 

この会は、函館中部高等学校卒業生で、福島町と松前町に在住しているOB(卒業生)で構成されている会です。 町内に住む者として、町に何かしらの還元をしたいという思いから、福島町と松前町にそれぞれ図書を寄贈するという事業を始めています。 

毎年一定の金額を寄贈し、子どもたちを対象にして図書を購入して頂き、未来ある子どもたちに大きな「夢」を見て欲しいからという思いでいっぱいです。 これからの郷土をになっていく若者達に将来を託するという気持ちからの事業です。

さて今夜の会合でわかったことだが、会員の中には昨年の「3.11」で被災した親類や友達・学友たちがいたことです。 震災の復興はある程度の年数で解決できるでしょうが、こと放射能の被害については、チェリノブエリという事故の教訓はあるものの、日本で起きた「放射能汚染」はいまだ人類が経験したことのない世界で初めての規模の被害でしたから予測(想定)のできない事態が今後発生するおそれがあります。

先日、NHK-TVのスペシャル番組で福島第一原発を中心にして半径20キロ圏内・外の放射能汚染の調査結果をまとめた報道番組がありました。 「知られざる放射能汚染~海からの緊急報告~」と題するその番組は、海に流れた汚染水がどのように拡散し沈殿し、沿岸流にそってどのように広がるかを検証しているものです。 さらに、湖や東京湾の汚染の実態もはじめて報道しています。

原発周辺の海域は、当然セシウム濃度は高く測定されるが、多くは海底の泥の中に沈殿してしまっているという事実です。 岩盤の海底では濃度は低いが、泥の場合が問題だということです。 地球は自転しているので、沿岸流の海水は時計回りに渦をつくり南下していく。 茨城県、千葉県の海岸線の海にも放射能の影響が懸念されるが、やはり泥の海底では濃度が少し高く出るという結果でした。 ゴカイなどの海底の生物を食べるカレイなどの魚は食物連鎖によってよりセシウム濃度が高くなるわけです。 この近海を魚場としている漁師達は海底の放射能の影響が薄れる何年かは(3~4年)漁ができないという深刻な事態に陥っているのです。 本当に大変です。

群馬県にある沼や湖でも大気中に放出された放射能が雨や雪とともに湖水に降り注ぎ、湖底の泥の中に沈殿し、そこで採れるワカサギなどは高濃度のセシウムを検出し、魚は出荷できません。 湖では流れがゆるやかなため、湖の水がそこから川に流れだして湖水の濃度、湖底の泥の濃度が薄くなることは当分望めないそうです。 ですから、湖での漁も出来ないわけで、海よりももっと長期間になることでしょう。

東京湾の場合も同様だが、こちらの方はもっと深刻らしい。 湾には3~4つの河口が流れ込んでいるためです。 北関東の山地に降り注いだ放射能が雨水とともに川に流れ込み、何本もの支流が集まって河川をつくるため、より高濃度の汚染の川水となっているからです。 河川が蛇行するにつれ水の流れに違いがうまれ、淀みのあるところでは高濃度のセシウムがより多く蓄積しています。 そうした川水が今も、これからも東京湾に注ぎ込み続けるからです。 

湾の潮流も流れが良いわけではないので、汚染された海水・海底の泥は当分そのまま残っていくだろうと言われています。 おそらくセシウムの半減期が30年ですから、それくらいの年数は汚染され続けるということです。 

そうした報道が事実とするなら、残念なことだが江戸前の海苔や魚介類はどうなるかは・・・お分かりです ネ

2012年1月26日木曜日

今年の福島医歯会

今夜、「福島医歯会」の総会が行われました。 今年度の事業・活動計画で、新しい事業が提案されました。 新成人へのピロリ菌検査を実施するという計画です。

町は、次年度のH24年度から、胃がん検診として「ABC検診」を実施することに決定したことをうけて、医歯会としても「がん対策」への協力をしていくという方針が打ち出されたわけです。 

福島町の成人式は、8がつのお盆の帰省時期に行われていますので、式に出席した成人のうち、30名を対象にピロリ菌検査を行いたいと計画しています。 何人の新成人が検査ををうけてくれるかわかりませんが、胃がんの発生にピロリ菌が強く関与しているという事実は国内の研究結果からも、世界的な研究成果からも認められていることなので、ここ道南の福島町から道内に発進していきたいと思っています。 道内初めての「ABC検診」ですし、初めての成人式でのピロリ菌検査だと思います。

がん検診の受診率が50%となることを国が目標に掲げていますが、今のところ実際の受診率はその半分くらいです。 諸外国の受診率はもっと高く、特に乳がん、子宮がん検診などは50%を超えている国もあるくらいです。 わが国も検診のやり方によってはもっと受診率が上昇するものと思います。

福島町はそのシステム造りに着手したところですから、一町民としてもしっかりと見ていきたいものです ネ

2012年1月20日金曜日

外山滋比古

「向日葵の会」伊藤富彦
「経験は最高の教師だ。ただし、授業料は高い」と言ったのはトーマスカーライル(1795-1881)という思想家です。 ヴィクトリア朝時代(19世紀)のイギリスを代表する言論人だと言われています。

大体、悪いことの次はいいことがある順序になっているそうです。 冷たい風呂の後はぬるま湯でも温かく感じます。 人間のリズムはマイナスとプラスがあるのが正常で、常にプラスなんてありえないんです。 それも、マイナスが先行したほうが人生にはいいんですと、英文学者・教育者・評論家・エッセイストとして有名な外山滋比古(88歳)は話しています。 

「一筋の道を行くより、右に跳ね返され、左に跳ね返され、ジグザグで行く右顧左眄(うこさべん)がいいんです。 壁に当たっても乗り越えようとせず、頭を柔軟にして、迂回すればいいとぼくは考えているんです」と、週刊誌の「週刊文春」のインタビューに応えています。 

彼の著作『思考の整理学』というベストセラーも1986年の初版から約四半世紀後にヒットして売れだし、100万部を突破したらしい。 東大・京大で一番詠まれた本という文庫本の帯の広告につられて買い込んだ人も多いと思いますが、そういうわたしもその一人でした。 わたしは第65刷発行のものをもっています。

時々引っ張り出しては読んでます ヨ


2012年1月11日水曜日

鏡開き・蔵開き

「向日葵の会」田口祥子
今日は、今年初めての定期「在宅往診日」でした。 毎週水曜日の午後からが往診の日と決めているからで、いつもより多く患家を廻ったので病院へ戻って来たのはもう4時半を過ぎていました。 今の時期、辺りは暗くなっていました。

今年の正月は在宅の患者さん達も症状が安定している方が多かったので、久しぶりに会う患者さん達は、みな良い笑顔をしています。 年末に退院したSさんは、ニコニコ顔です。 年末に顔が腫れてゼーゼーした咳をしていたFさんも足のむくみがとれて、スッキリした満面の笑顔で迎えてくれました。 血糖の数値を気にしていたAさんも、思いのほか安定した検査結果にホットした様子。 関節の痛みもなく、発熱もでなかったSさんは、介護入浴ができた喜びを語ってくれました。 みなさん、お身体の具合がとっても良くって新しい年を迎えられて安心しました。 

そして今日は、「鏡開き」「蔵開き」の日でもあります。 鏡開きは地方によって日が違いますが、正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べることで一家の円満を願うという行事です。 蔵開きは、商家などで新年初めて蔵を開き、商売繁盛を祈る行事で、江戸時代に大名が行った米蔵を開く儀式が起源だと言われます。 

ですが、「蔵開き」を「iGoogle」で検索しますと「蔵元」に関する事例が多く、日本酒の蔵元さんが新年にあたって、新酒を飲んでいただこうという酒蔵を開く催しになっています。 有名な蔵元にたくさんのお客さんがつめかけて、新年をおおいに祝おうということで、おめでたいことです。 その中に、『杉下右京の事件簿』からの引用もありました。

TVの有名なシリーズ「相棒」のドラマで活躍する杉下右京が、ドラマの休暇中にスコットランドに行った時の話として『霧と樽』という題の小説中にでてきます。 50年物の熟成したシングル・モルトの「鏡開き」が行われると聞き、右京はその地方のある小さな蒸留所を訪ねた。 その蔵開きの当日、鍵を開けて蔵にはいると一つの空の樽が転がり落ちていて、その中から虫の息の状態で職人頭が発見された。 結局彼は、病院への搬送中に死んでしまったことから殺人事件と判断され、地元警察の捜査が開始されていくというストーリです。 特命係りの右京さんが、いかに事件に関係していくか(解決していくか)は、小説を読んでのお愉しみということです。 

そのシングル・モルトのウイスキーは、大麦の麦芽だけからつくられたもので、日本ではサントリーの「山崎12年」が1984年に発売され、よく飲まれていたようですが、一時他のアルコール類に押されて売れ行きが伸び悩んでいました。 が、最近では「ハイボール」人気に煽られて、うなぎ上りに売れているらしいんです。 勿論、わたしも専らハイボール党です ガ

2012年1月10日火曜日

がん対策

松前「向日葵の会」松川久子
昨日の道新の朝刊に「月曜討論」というオピニオンのページがあった。 今年はじめての内容は「がん対策どう進める」でした。 北海道がんセンター院長の西尾正道先生と、患者支援イベントの運営に携わる坂下智子さんの対談です。

国のがん対策推進基本計画が今年3月末で第1期の5年間を終えるにあたり、道は今春、予防や早期発見、患者支援などの施策を進めるための「がん対策推進条例」を制定する予定としているので、医師と患者の立場から、がん対策の現状や今後どう進めるべきかについての対談を行ったという記事です。 

坂下さんは、自ら卵巣がんを発症し手術後に社会復帰した経験があり、身体的・精神的な後遺症に悩まされ、結局仕事を続けられなかったことを告白してしています。 がん患者の治療は長期間続き、そのため医療費も高額になることが多く、経済的にもたいへんだという現実もあるので、経済的支援を条例で掲げてくれるように道にも要望したいと述べています。 また、がん検診の無料クーポン券など配られても受診率の向上にあまり結びつかないので、健康診断に組み入れて義務化し、道民の意識を変える施策も必要だと語っています。

一方、西尾先生は、検診でがんが早く見つかれば、命も助かりQOL(生活の質)を落とさず、医療費も進行がんの時の費用より十分の1で済むと言います。 何とか検診を受けやすくする工夫が必要ですとも強調しています。 

さらに、道教委ががんに関する副読本を作ったり、たとえば中学3年生を対象にがんについての特別授業を行うなどのがんという病気や検診の重要性についての”啓発”も必要であると語っています。

それについては、わたしも同感で、少年期から「がん」というものの知識を深めて欲しいと思います。 わたしは昨年、福島小学校の5・6年生を対象に「こどものための健康教育」という授業を行いました。 がんを例に挙げての内容にして、「がんにならないための12カ条」を中心にお話しました。 案外、子どもたちはがんについての知識があり、二人に一人ががんになることも知っていました。

早くから介入することで、生活習慣の是正に繋がっていくことが割に容易ではないだろうかとも考えられます。 是非、道教委もそうした方向で対策を立ててほしいと思います ヨ

2012年1月9日月曜日

健康だより 第21号

昨年末までに、「健康だより」20号発行出来ました。 約3年間経過していますから、2か月に一号のペースです。

わたしとしては、よくもここまで続けてきたものだと感心していますが、色々なサポートがあったからだと編集・印刷等を担当している君に感謝しています。 

そこで、今号から数回にわたって『オガクリ広場の仲間たち』というサブ・タイトルをつけて、オガクリの待合室などに飾られている作品などを提供して下さっている方々の「人物紹介コーナー」を設けます。  

第1回目のゲストは、絵画クラブ「金曜会」の代表の小松孝夫さんです。 オガクリの開院当初から毎月油絵を展示してくださっていますから、もう20年以上にもなります。 奥様も会員で、油絵を描いて展示してくれています。 会員の皆様には本当に感謝しています。 これからも宜しくお願いします。

一方、『高齢者を知ろう』は、11回目になりますが、今号からメタボと並ぶ新・国民病とも言われる「ロコモティブ・シンドローム」(ロコモ)について解説していきます。 介護保険制度が2000年から始まり、要介護者の認定も約2倍に急増し、2008年には全国で約467万人にも達しています。

厚労省の2007年の調査によると、介護になる原因の4位と5位に関節疾患と転倒・骨折が入っており、二つを合わせると21.5%となり、第1位脳血管疾患(23.3%)についで第2位になるという驚きの結果でした。 

つまり、要介護となる理由の5分の1が、今号から特集する「ロコモ」であるという事実です。 
ロコチェックを行って運動器の健康度を自己採点してみましょう ネ

2012年1月6日金曜日

君子豹変す

「なご美会」熊谷正春
野田首相が民主党のある会合で「社会保障と税の一体改革」について話した発言の一部です。 「攻めにいかねばならない。君子豹変すという立場で臨む決意だ」と語ったと、神奈川新聞の1月6日付けの「照明灯」というコラムに載っています。 

慣用句の意味を取り違えると、間違った当人も相手も共に嫌な思いをするものです。 まして、本来(初出典)の意味と違った受け止め方をされるようになった慣用句を、次期国会の焦点のひとつでもある”一体改革”の挨拶の中で用いたということは、どう解釈すればいいのでしょうか? 

マニュフェストの中に記載のないこと、次期解散総選挙まで消費税率をアップしないと明言したことを破るような違反をやろうとしているわけだから、それなりの覚悟を伝えるためにひょっとして”良い意味”での使い方で解釈してもらおうと思って発言したのでしょうか? 「面目一新、無節操な変身だけは願い下げだ!」と件の記事は結んでいる。


「君子豹変、小人革面」(くんしはひょうへんし、しょうじんはおもてをあらたむ){『易経』革・上六}


現在のところ、「君子豹変す」はプラス的なイメージ(良い意味)かマイナス的なイメージ(悪い意味)かの二者択一で選べよと言われれば、大半の人はマイナス的意味で捉えていると思います。 『広辞苑』では、豹の毛が抜け変わり斑文が鮮やかになることから、君子が過ちを改めると面目を一新することとあるが、言動を明らかに一変させることから、今は悪い方に変わるのをいうことが多いと記されている。 『岩波国語辞典』でも、もとは良い方への変化を言ったが、今は前言を平気でがらりとかえるなど、悪い方を言うことが多いとまで書いている。  

実際、立派な人が機をみて態度や考えを安易に変える、あるいは突然本性を現わして恐ろしい人物に一変するという否定的な意味で使われることの方が多いと思います。

しかし、本来の意味(初出典)は、徳のある君子はすばやくはっきりと誤りを正すが、徳のない人は外面だけを改めるということで、過ちを改めることを評価する肯定的な意味の使われ方だったそうです。『新和英大辞典』第5版には ”A wise man changes his mind,a fool never.” という英訳が示されています。 英訳でのイメージはとっても”良い意味”に感じられますが・・・。 別の格言「過ちては改まるに憚ること勿れ」(『論語』)と相通じるものがあります。

時代とともに言葉の使われ方、意味の変化が起こっているという事実を、時の為政者であればこそ、言葉が命の世界で活躍していることを十分認識し、慎重に使って欲しいものだと思います ネ

2012年1月5日木曜日

龍年 仕事始め

Kさんからのプレゼント
今日は5日。 正月休暇も終わって、今年の「仕事はじめ」です。

職員も今日は例年どうり早めに出勤してくれ、年頭の挨拶をした後、診療開始となる予定です。 今年も丁寧な診療をし、患者さんに好感を持って頂けるようになりたいものです。 

20年間「まち医者」として『オガクリ』を続けてきた歴史の重みを、今すごく感じます。 

わたしの想い描くシーンは、来院して下さるたくさんの方々(患者)と均等に対面しているつもりだが、患者さんはわたしと”一対一”のシーンのみ体験しています。 ですから、わたしが発する言葉の一言一言が、相手(患者)にとってとても重いものに感じられることがあり、そのことを時として軽く考えていることがあったりすると、後でそうした事の波紋が広がって聞こえてくることがあると、すっかり後悔してしまいます。

前にもブログしたと思うが、「医者(医療)は言葉に始まり、言葉に終わる」ということを今年も銘記して診療にあたるつもりです。

良い年になります様に! です ネ

2012年1月3日火曜日

正月三が日

「なご美会」
昨年のニュースから。 札幌のある有名ホテルが企画した「正月用のお節料理」がキャンセルされたという話題です。 

キャンセルしたのは、ホテル側の事情があったからです。 というのは、中華料理を担当していた従業員が年末に「急性ウイルス性腸炎」に罹っていた事がわかったからです。 非常に感染性の強いウイルスで、全道各地で流行っています。 ここ道南でも、保健所が感染の注意報を出しているこの頃です。 特に、保育・幼稚園などでは多くの園児が罹患しており、老人施設でも同様な事態が心配されているところです。

件のホテルは、ほとんど完成していた「お節」でしたが、調理人の一人から感染者が出てしまったため、予約者の元へ配達中止の断りの連絡をするという苦渋の決断をしたそうです。 予約者からはガッカリしたという不満の声もあったようですが、安全第一ということを考えれば、ホテル側の判断は正しかったと考えられます。 

もう数年も経ちますが、ある食品会社で「お節」の予約を取りすぎて、大晦日の配達に間に合わなかったという事件があったが、これなどは詐欺に近い悪質な取引ですから罰せられて当然だと思います。 今回の場合は、自らもたいへんな損害を被ったはずだが、健康被害のことを考慮すれば当然でしょう。


ただ、それにつけても各家庭で自慢の「お節」を作らなくなったということは、年末で忙しいからなのか、作るのが面倒だからなのか、それとも一流料理人のつくる「お節」を食べてみたいというグルメ的発想だけからなのか・・・分からないが、もっと親の代からの自宅の味を大切にしてもいいのではないでしょうか。 

ちなみに、年末に来院した患者さんに「くじら汁」を作りますかと聞いたところ、半々くらいでした。 捕鯨という難題はありますが、道南の正月は「くじら汁」が定番だったはずなんですが ネ

2012年1月2日月曜日

ちびまる子ちゃん

「なご美会」熊谷正春
昨年の暮れの31日をもって道新の朝刊の連載漫画「ちびまる子ちゃん」が終了した。 さくらももこさんの作品で、TV番組としての方が早かったと思うが、もう20年以上たっているかもしれない。 

平成2年(1990)に日曜日の6時からのTV放送が始まったはずだから、わたしの「オガクリ」開業と同じ年数になっている。 その放送が待ち遠しいと思った反面、もう休みも終わりで明日は月曜日だという気持ちとが重なってちょっと淋しいと子どもたちが話しているのを聞いたことがあった。 確かにすごい人気で、「平成のサザエさん」と呼ばれるのも不思議ではないと思ったものでした。

新聞紙上への4コマ漫画での登場は、2007年7月からだそうで、1587話が最終回の号数です。


除夜の鐘が鳴る。 ゴーン。 神様・・・ 来年はみんな みんな いいことがいっぱいの年になりますように・・・ 

が、ラスト4コマの台詞でした。 本当に今年は良い年であってほしいです ネ

2012年1月1日日曜日

お雑煮

「向日葵の会」小野祥子
明けまして おめでとうございます。

今年も、新しい年を雪の降らない暖かいところで迎えています。 
と言っても、やはり正月は、子どもの頃から慣れ親しんでいる習慣・行事は欠かせないので、国内にいます。

元旦の行事は、まずその土地の氏神さまの社の初詣から始まるが、朝食の雑煮も土地によって随分違っているようです。 長い間の習慣だからと言えばそれまでですが・・・。 

今日は、白味噌仕立ての汁に「あん餅」の入った雑煮をいただきました。 少々驚きでした。 これだけで、わたしがどこで年を越したか判る人は、相当各地の風習に詳しい方ですね。 

餅は丸餅で、中の「あん」は、つぶあんです。 丸餅の大きさは一口サイズなのも少々物足りません。 やはり角ばった大きめの厚みのある焼いた餅で、噛み切るのに箸で引き延ばしながら食べるのが雑煮の美味しさとも思っていたからかもしれませんが・・・。 子どもの頃から、醤油味の澄まし汁に慣れているせいもあって、味わいがいつもと違うのでちょっとビックリです。 昨年は、富士山を望める伊豆の海沿いの町での年越しだったから、道南の雑煮と変わらず、違和感は今年程ありませんでした。 

その土地でしか味わえないことを旅行で体験できる喜びは何物にも代えがたいことを改めて発見しました。 休日を利用して、まだまだ知らない日本の各地をもっともっと訪れてみたいものです ネ