2010年2月28日日曜日

100分の2秒と2連覇

2/28(日)
 バンクーバーから銀メダル獲得のニュースが飛び込んできたが、惜しいことに何と100分の2秒の差で金メダルを逃したというではないか。 競技はスピードスケート女子団体の追い抜きで、トリノオリンピックから始まったもので、健闘むなしく2位となった。 


 15歳の高木を含む4人のメンバーがエントリーされていたが、結局穂積・田畑・小平の三選手で決勝まで戦った。 スピードスケートとしては、二個目の銀で、すごく嬉しいし、個人での「力」以上のものを団体戦では出し切れるんだな~とも感じました。 日本チームは団体戦向きなんだろうか?

 いやいや、競技によっては違います。 ゴルフは個人競技もあれば、団体や国別対抗など色々あります。  オリンピック競技にも決まったと思いますが、LPGA(アメリカの女子プロゴルフツアー)のシーズンが開幕となって、先週の第一戦は宮里藍選手が優勝をして喝采を浴びました。 通算2勝目となりました。

 そして今日、シンガポールで行われていた2戦目の「HSBC女子選手権」で、先週に引き続いて2連覇を達成したというビッグニュースです。 米ツアーの女子ゴルフでも、開幕連覇というのは44年ぶりの快挙だそうです。 

 アメリカに渡ってからすぐにでも優勝するかと思われていたが、大スランプに陥ってからが永く続き、焦りなど色々あったんだろうと推測してました。 昨年の後半頃から調子を取り戻してきて、秋のフランスでの優勝に結び付け、そして今日の連覇という結果に繋がったんだと思います。

 今日の二つの話(銀と優勝)は、ともに日本女子の話で、立派だとしか言いようがありません ネ

全理事会と・・・

2/28(日)
 昨夜、渡島医師会の「全理事会」が函館のホテルで行われました。 三月末に予定されている「定時総会」に向けて、補正予算案ならびに22年度の一般会計予算案の説明とその承認が主でした。

 事業内容についても、もっと地域の医療・保健さらに福祉に関わることを、医師会として行なっていくべきことと確認され、予算計上をしました。  

 医師不足に象徴される地域医療の現状は、単に医師を確保できれば済むことではないようです。 医療の在り方、医師と患者の関係、医療財政の問題など、いくつもの課題が山積みの状態です。 そうした事がらを、一般市民の方々にもある程度知っていただき、課題を共有していくことでより良い解決、現状打開の糸口が見つかっていくことでしょうし、世界に誇る『国民皆保険制度』を維持・存続していけるのではないでしょうか。

 ただ、今はチリ地震による「津波予報」が外れることを祈ることの方が先決問題です・・・ ガ

2010年2月27日土曜日

平成の2.26

2/27(土)
 勿論、昨日行われたオリンピックの「女子フィギュアスケート」の出来ごとのことです。 

 結果をあれこれ論じる前に、彼女達がオリンピックの試合会場に立つまでの期間(国内予選が行われる前から)に、凡その態勢が決まってしまっていたとは考えられないだろうか?  ちょっと極論とは思うのですが・・・。
 たぶん、雑誌・週刊誌で、TVのコメンテーターなど多くの人々が、「今回の結果」について激論することでしょう。

 今夜は、まずキム・ヨナさんに「金メダルおめでとう」と、言っておきたいです ネ


(絵手紙は、一昨年グランプリファイナルに優勝し、スポットライトを浴びてエキジビションの演技を行っている真央ちゃん;  ’08.12.20のオガクリ日記 より)
 

2010年2月25日木曜日

短歌って (福島発)

2/25(木)
 今日の「道新」夕刊の文化面に、柳沢美晴さんの『短歌と私』という投稿文が載っています。 

 柳沢さんは、福島町内の中学校の養護教諭をしているので、何度かお会いして話もしたことがあります。 


 本業の仕事以外で驚かされたことがありました。  それは、以前先生が’08年の「第19回 歌壇賞」を受賞したと新聞報道されたことがあったからです。 「賞」の重みは、門外漢のわたしにはまったく判断できなかったが、19回も続いているものだから、さぞ喜びもひとしおなのだろうと、その時は漠然と考えていました。 


『硝子のモビール』と題した30首の一連の歌で受賞したと、今夜の道新で判明しました。

  「先端の欠けてしまったピペットの春のひかりを束ねて捨てる」   が、巻頭歌だそうで、

  「心臓が硝子の箱におさまっている感覚が消えない ずっと」

  「ゆく夏のsads   sadと鳴く浜を歩む水中眼鏡を提げて」   の3首を道新で紹介している。

いろいろな経緯があったが、誰のせいでもなく、住んでいる北海道のせいでもなく、「自分の成長を妨げていたのは心の弱さであった」と、先生は述懐している。 「どこにいても歌を詠むことはできる、短歌史につながれる」と、今では自信をもっていると感じられる文章が綴られています。


 文化の中心地(地理的にも)にいなければ、都会にいなければ流行・進歩に遅れてしまうという理屈は、科学にしろ、文化にしろ、どの分野においても永遠の課題でしょう。  

 「弱さ克服 北海道で詠む」が、先生の副題です。 

 千年の歴史に連なる「歌」を詠む“愉しみ”を会得した先生に、ちょっと嫉妬します ネ
 
  

2010年2月24日水曜日

月光仮面登場

2/24(水)
 「月光仮面」って知ってますか? 今日が「月光仮面登場の日」だそうです。

 子どもの頃、TV番組でよく観たもので、その作者が函館出身の川内康範だということを知ったのは、大人になってからのことです。 1958年に国産初のテレビドラマとして放映されたのです。

 テレビは、まだ田舎では多くの一般家庭へは普及しておらず、お店やさんとか何か店舗を構えていなければ設置してませんでした。 だから、番組が始まる時間帯ともなると、テレビのある家へ「テレビ見せてくださ~い」と言って、お邪魔したものです。 今思うと、当時のテレビを置いていた「お家」へ多大の迷惑をかけていたんですね。 ヒーローを見たいばかりに・・・。

 その後の川内さんは、作詞家として大成し、森進一の名曲「おふくろさん」を書き上げることになります。 わたしが大学で研究をしている頃、同僚にとっても歌のうまい人がいまして、この「おふくろさん」を森進一の物まねで歌うことが大得意でした。  ほんとうにいい歌です ネ

(写真は、函館にあるアニメ版の月光仮面の像です)
 

2010年2月22日月曜日

猫の日とアレルギー

2/22(月)
 きょうは、「猫の日」と言うそうです。 「猫の日制定委員会」というのがあって、2月22日を「2・22」で、「ニャン・ニャン・ニャン」と読めることから、1987年に制定されたものです。

 さらに、今年は平成22年ですから、「22・2・22」となんと「2」が5つも並ぶと言う珍しい日にも重なって、郵便局には多くのマニアがスタンプ押しに出かけていたようです。 何年か後には珍重されるんでしょうね。

 子どもの頃、自宅で三毛ネコを飼っていた記憶があり、「サンペ~」と呼んでいました。 結構高齢まで生きていたが、腫瘍ができてしまって・・・可哀想な想いをしたため、その後はペットを自宅では飼っていません。


 ところが、大学院の研究で「ウサギ」を飼わなければならなくなり、かなりの数のウサギを扱っていました。  ウサギは時期によっては、「毛」が生え換わるからでしょうか、かなりの「毛」だらけになることがあります。  元々アレルギー体質のためか、すっかりウサギの「毛」に感作されて、立派な「ウサギ アレルギー」となってしまいました。 ウサギにはとってもお世話になりましたが、バニーちゃんにはとってもよわいんです。

 以来、その他のアレルゲンに対しても少しの反応が惹起されるようで、不便です。 
 ただ普通は、自宅でウサギをペットとして飼っていることはまず無いことなので、往診にもなんら差しさわりは有りません。 が、M先生はまさしく「ネコ アレルギー」なので、往診先に「ネコ」確認を真っ先にするそうです。 たいへんです ネ
 

2010年2月21日日曜日

地域医療の意見交換会

2/21(日)
 昨日、道医師会主催で「地域医療に関わる地域別意見交換会」が函館で行われました。 道医師会から宮本副会長ら三名も来られ、道南の四医師会(函館、渡島、桧山、北部桧山)の各役員も出席し、地域医療の現状と課題について話合われました。

 都会にも地方にも、それぞれ特有な医療についての課題はあるが、その中でも医師不足が何と言っても一番の問題でしょう。  「医者の偏在」とも言えます。 偏在する理由もあります・・・。


 田舎(過疎地)に生きる住民が居れば、そこに必ず健康問題が生じるわけで、医療が必要となります。 若い方もいれば、高齢者も暮しているので、慢性疾患ばかりでなく急性期の病気も発生します。 田舎にいて医療を行う医者は、「町医者」とも呼ばれ、診察を希望してくる「ひと」をすべてまず受け入れて、自分の領分の「病気」か否か、そして緊急性有る無しなど判断しながら、通院か入院か今後の療養を決定していかなければなりません。  そこには、診断の難しい場合も数多くありますが、医者の「力量いかん」とばかりにはできません。  

 医学の発展は日進月歩とよく言われますが、田舎で永く「町医者」をしていると、最新の技術の習得に欠ける場合も無いとは言えません。 そこを補うのが「医療連携」であり、その仕事は医師会が積極的にやっていかなければならないことだと思います。 「町医者」」と中核病院、「町医者」同志など連携の輪が繋がって地方の医療を診ていければいいのだろうと思います。

 勤務医の疲弊(ひへい)がクローズアップされ、その打開に向けて今回の4月からの医療費改定でも、多くの金額が導入されます。 元気になった勤務医の人数が増えて、中核病院が活気づいてくれれば、田舎への「連携」にも余裕ができ、医療環境はいい循環をするようになるんだと、今の時点では考えておきます。 だから今回の改訂は良かったんだ、という好結果になるよう祈っています。

 「患者本位の医療」と言われ、医者の努力が必要な事は論をまたないが、患者さんにも病気の知識を知って頂き、受診するタイミングなど、その後の診療に役立つような話を聞いてもらう「講演会」を各地で設けることも良いことだと思うのだ・・・ガ
 

2010年2月20日土曜日

カラオケ大会

2/20(土)
 当町のライオンズクラブ40周年記念の「カラオケ大会」が、今日行われます。  わたしは、記念大会の大会長として出席しなければならないのですが、あいにく医師会の会議が同時刻に函館で予定されているため、残念です。

 登録歌手は18名で、熱唱が予想されます。 ビデオ撮影する予定ですから、後日しっかりと観賞しましょう カ

2010年2月19日金曜日

天使のささやき

2/19(金)
 2月17日は、天使のささやきの日と言うのだそうです。

 とても響きの良い記念日ですよね ~ 。
 
 1978年、幌加内町にある北海道大学の演習林で氷点下41.2℃の最低気温を記録したことから、町内の「天使の囁きを聴く会」が1994年に制定したものです。

 天使の囁きとは、ダイヤモンドダスト(空気中の水蒸気が凍ってできる)のことです。 

 とても響きの良いコトバですよね ~ 。

 南木佳士の小説にも芥川賞を貰ったこんな題名の短編物がありました ネ

2010年2月17日水曜日

国際化と日本人

2/17(水)
 北大大学院のフィリップ・シートンさん(メディア・コミュニケーションの准教授)が、道新『魚眼図』の中で、「笑いの文化」という投稿をしています。 

 英国生まれのフィリップさんは、「日本の社会」を研究して、もう長い間日本に滞在しているので、今では日本の芸能界の方が、英国のそれより詳しいかもしれないが、日本のお笑い番組を何回見ても笑う場面が少ないと嘆いています。 海外で生活する人にとって、他国の文化理解が最後になるのはコメディーではないかと述べています。

 また、「国際化」の意味も単に「他国の言葉や文化を学んだり、外国人と交流したりすること」と考えている人が多いと思うが、じつは自国の文化に詳しくなる事を忘れてはならないと、きっぱりと主張しています。 複数の文化を理解し尊敬し、自分のアイデンティティー(自己認識)の一部にするのが「国際化」とも述べています。

 外国で生活してみると、自分の生まれた国のことが良く見える (より一層理解できる) ようになると言われて、海外留学をしたが、まさにその通りでした。 と同時に、何とこれほど自国の事を知らなかったのかと痛感もしました。 「日本人らしさ」とは、「日本の良さ」とは、と考えさせられました。


 今カナダでは、オリンピックの真っ最中で、日本選手団もかなりの人数を送りこんでいます。 「国際化」については、先輩・コーチから若者へ伝えられ・教えられていくべき事柄で、海外へ出かける前に行われてしかるべきです。 「日本人らしくない」写真を現地で撮って記事を載せているのは外国人記者なのでしょう?  まさか自国の記者が、自国の選手の「あらさがし」をしようとして写真を撮っているとは思いたくありません。 

 もし、自国の選手がマナー違反をしていると思ったなら、写真より先に「声がけ」ではないでしょうか!
 過日、イタリアで朦朧会談をし、大臣職を棒に振った代議士がいたが、それとて会談に出席しないよう「声がけ」をする隣人がいれば、あそこまで海外のメディアに晒されることもなかったろうに・・・と想ってしまいます。 

 さて、今日のオリンピック内容は、女子カーリング・男子フィギュアスケート等々目が離せません ネ

(絵手紙は、松前向日葵の会会員 祥子さんです。フクロウでしょうか 可愛いですね)

 

 

2010年2月16日火曜日

健康フェスと銀・銅メダル

2/16(火)
 「健康フェスティバル」の総会が行われたが、急な用事などが重なって出席する役員が少なかったのが残念でした。

 昨年の第10回の記念大会は、ちょうどNHKの視聴者参加番組と重なってしまい、なにやら中途半端なものになったという思いが、みなさんの中にあり、今年こそ新規一点の事業をと話し合われました。 開催日は、9月5日と決定した。 

 さて、今日の話題は、何と言ってもカナダのバンクーバで行われている冬季オリンピックの「銀・銅のメダル」獲得の事でしょう。  お昼休みの時間帯に「男子500メートル」のスピードスケート決勝がTV放送(Live)されていたので、食い入るように観ていました。  二回目の滑走の映像で、長島選手(一回目の順位は6位)がトップタイムを出し、あと三組を残しての息詰まる熱戦の模様です。 その後の滑りで、トップタイムは韓国の選手に持っていかれたが、最終組にもう一人の日本人加藤選手が待っていました。 アナウンサーは、その段階で日本のメダル獲得が決定したと興奮気味に解説しているところで、加藤選手のスタートの合図があった。 インコーススタートの加藤条治は早い早いスピードアップをしてコーナーを周りゴールしたのだが、コンマ何秒という違いで結局3位となった。

 トリノオリンピックの時は、直前に世界記録を更新していたため「金」メダルが確実視され、プレッシャーもあったと思うが、結局入賞もできなかった悔しい想い出が加藤選手にはあった。 それを乗り越えて、4年後の快挙である。

 長島・加藤両選手、そして日本スケート陣に「おめでとう」と言ってあげたいです ネ

2010年2月15日月曜日

松前 向日葵の会


2/15(月)

 「絵手紙」人気は、地方でも盛んです。

 松前町に、女性だけの『向日葵の会』という、「絵手紙」サークルができ、月に一、二度講師を招いて活動をしています。 初心者の方もいるようですが、みなさん上達が早いようで、なかなか味のある思わずホットするような一枚の絵にも出合います。 


 何度も何度もいろんな対象物を選んで描き、文章・言葉も添えられた「絵手紙」に、送られた人は自然と「笑顔」になります。 療養中の患者さんもその家族も、皆みんな「笑顔」になってくれます。 ほんの小さな「絵」を描いた手紙なんですが・・・。

 今月3日は、「2(ふ)3(み)」の日ということに決まり、随分と絵手紙も発送されたそうです。  オガクリ院内の「みんなの広場」にも「向日葵の会」の作品が掲載されています。 見てください ネ

2010年2月14日日曜日

加齢適応とは

2/14(日)
 今日のバレンタインデーは、さておき道新の記事から話題を拾ってみました。

 わたし達が健康診断した時、正常か否かは血液検査の場合、基準値に照らし合わして判断されます。
この基準値は、検査する病院や検査センターによって違いがあります。 血液検査の精度を上げるため、大規模な国際研究が進んでいて、山口大学の市原清志教授が責任者を務めているという記事が道新に載っています。
 
 確かな基準範囲を決定するために、20~60代の多数の人のデータを集める必要があると述べています。 国内50施設と韓国、中国、マレーシアなどアジア地域の20施設からもデータを集めるそうです。基準値とは、正常か異常値かを区別する基準で、その判断には大変苦慮することがあるからです。

 
 一方、「老いの願い」と題した86歳の方からの『いずみ』への投稿も、同じ日の道新に載っていました。 めまいで入院して一週間がたって自分が病院に入院していることに、自分のいる環境にやっと気付いた時、こうした介護を受けられる今のじぶんに感謝すると共に、これから少子高齢化のため若い人達がはたして同じような介護・医療を受けれるだろうかと思案してしまうという内容です。

 86歳は日本女性の平均寿命にあたりますから、投稿した津田さんも思わず「こんなにお世話になっていいのだろうか」とベッドの上で思ってしまったというわけです。 

 こうしたことに関して、加齢に伴って生じる老化に対し、加齢適応現象が展開されてくるので、高齢者の場合の症状は年齢によるものか疾患なのか診断に困難な場合が多いと、信州大名誉教授の橋爪潔志先生が、『日本医事新報』の1月号で述べています。 老化のようにみえる症状でも、内分泌的にみると、甲状腺の機能低下や副腎皮質機能低下、下垂体機能低下だったりの治療を必要とする疾患が隠れている場合がある反面、50~60代になれば血糖値が上昇してくるのが加齢適応なんだから、糖尿病と診断して治療したらダメだと断言しています。 メタボリックシンドロームは加齢適応症候群であり、二人に一人がメタボ基準にあてはまるという診断基準は暴挙であるとも言ってます。 

 厳密・厳格な血糖コントロールは、およそ60%に「うつ状態」をはじめ「物わすれ」、「総死亡率を上昇させた」というデータがあるそうです。 ある意味、たいへんショッキングな論文であります。 

 日常の高齢者診療により細心な対応をしていかなければならないということです。 個人差など配慮する点はいくつもあります・・・。正常の基準値を高齢者にそのままあてはめれない、あてはめて判断したら危険だよということになるんでしょう ネ

 
 

2010年2月13日土曜日

銀行強盗の日

2/13(土)
 今日は、「銀行強盗の日」と言うそうです。

 1866年2月13日に、アメリカでジェシー・ジェイムズという人が世界で初めての銀行強盗に成功したことから、名づけられたそうです。 と言っても、ジェシー・ジェイムズという名前も馴染み深いというわけでもなく、ピンとこないと言うのが本当のところでしょう。
 
 2008年1月12日にジェシー・ジェイムズが暗殺されるまでを描いたブラッド・ピッ主演・プロデュースの映画、「ジェシー・ジェームズの暗殺」が公開されたので、記憶のある方もいるかも・・・。

 ジェシーらが人気を高めたエピソードとして、1872年に起きたカンザスシティーでの襲撃事件があるそうです。 銀行から金を略奪したものの、ケガ人はひとり女の子だけで、死亡者もいなかった。 後日、ケガをした少女へ治療費を送る約束をした犯行声明文が届けられ、「自分たちは何百万ドルを盗んでも咎められない政治家たちよりは道義的に優れていることと、自分たちは自衛のため以外に人を殺さず、金持ちから金を奪って貧乏人に配っている」という言い分のものだったそうです。

 ジェシー・ジェイムスが収奪の対象を実業家らに限定した、ある程度の「義」と呼ばれるものをもっていたのは確かだったのでしょうか。

 日本でも昔から「ねずみ小僧」など、「義」のために強盗をしていた悪党はいたが、庶民からは応援(?)されていたような歴史物語が多く見られます。  今の混沌とした、何が真実か分からなくなってしまっている現代より、ある意味、いい時代だったのでしょう ネ

2010年2月11日木曜日

吉中閉校式


2/11(木)
 先日、福島町の吉岡地区にある吉岡中学校の閉校式が行われました。 60有余年の歴史に幕を降ろしました。  昭和22年の5月、吉岡村立の中学校として開校し、平成22年3月に閉校ということになったというわけです。 

 吉岡地区とは、青函トンネル工事の現場のあった地区なので、工事が真っ最中の頃は工事関係者の移住のため住民が増えて、子どもたちも当然多かったそうです。中学校も3クラス編成であったが、工事終了と共に人口減が進み、少子化の影響も相まって一学年一クラスのみの編成となっていました。 

 中学校として集団での学習実践や部活動の構成を考えた時、子どもたちの未知なる将来への可能性に向けては、学校統合による教育実践の展開が必要という結論になったと、現教育長が語っています。

 母校が統廃合のため無くなるということは、当事者でなければ分からないある意味 複雑な感情 があるんだと思います。  “自主独往”が吉中の校是です。 その精神は永遠に受け継がれていくことでしょう ネ

(吉中の正面玄関写真;吉中のホームページより)
 

2010年2月10日水曜日

高齢者介護・生活支援サポーター養成講習会

2/10(水)

 福島町は、 「地域福祉計画」の一環として『高齢者介護・生活支援サポーター養成講習会』を開催しています。 町内では、高齢の夫婦のみの家庭や、一人暮らしのお年寄りが多くなって、

   「ちょっとした困りごとを相談する相手がいない」

   「孤独感や不安を感じることがある」

などを思っている方が多くなっているそうです。 誰もが安心して地域で暮らし続けていくために、住民同士の助け合いが重要になってきています。 

 そうした中、住民の中からの助け合い活動が期待されるわけで、そうした人材を養成して高齢者のサポートをしてもらおうという計画が、講習会の趣旨です。 


 身体的な老化による病気、心の病は、早期に見つけて解決していくことが大切です。 特に、「認知症」はその対応が難しく、家庭内だけで解決できないことの方が多いかもしれません。 そんな時、地域のサポーターの人の助けが必要になってくるのです。 地域連携が重要になってくるのです。

 今日は、「講習会」の4回目として、高齢者の疾患の特徴を内科的と歯科的な面から話を頼まれて講演してきました。 参加者の方々は、とても真剣で良く話を聞いてくれて、とっても話しやすかったことと、51名の応募があったことも驚きでしたが、そのほとんどの方が出席していることにも驚かされました。

 少しでも知識のお役に立てたなら幸いです ネ

2010年2月9日火曜日

新型インフル肺炎の解明

2/9(火)
 新型インフルエンザによる肺炎の発症の仕組みの解明に成功したと新聞報道がありました。  この画期的な研究成果をもたらしたのは新型インフルに罹り、道内初の死亡例となった女性保健師の遺族の協力があったからだとも報道していました。

 この肺炎の発症メカニズムを世界で初めて解明したのは、北大医学部の研究チームというから、二度ビックリです。 新型ウイルスが肺の細胞を直接破壊するという事実を突き止めたのです。(右図は、道新からの引用です)

 肺胞の表面にあって肺胞の収縮を滑らかにする表面活性剤を作る細胞が多数壊れていて、そこに新型インフルエンザウイルスが直接関与したように存在していることが確認できた。 表面活性剤を失った肺胞が収縮を繰り返していくうちに細胞がどんどん壊れていって、急激な病状の進行となり、結果的に呼吸不全に陥ることになるという発症メカニズムです。 
 一方、季節型のインフルの場合の感染は、直接肺胞ではなく気道上の細胞に限られ、肺炎はウイルス感染で弱った肺への細菌の二次感染で発症するので、そこのところが大きく違います。

 この成果は、ただちに臨床に生かされていました。 新型インフルによる肺炎に罹り意識不明の重体となった11歳の女の子の命を救ったというものです。 つまり、肺胞が破壊されないように分泌液成分を直接吸入することなどを実施したことで一命を取り留める事が出来たのです。


 
 さて、この世界初の発見に結び付く成果に貢献した保健師は、利尻島で保健活動をしていた40代の女性でした。 彼女は、阪神・淡路大震災や有珠山噴火、新潟県中越地震で被災者の心のケアにあたるなど、道内外で精力的に活動もしていたそうです。  その母親は、「医学の発展に貢献できたことは、娘も本望だったと思う」と気丈に話す半面、「今でも休みになると帰ってくるんじゃないかなって感じがする。いつまでも、そう思い続けるでしょう・・・」とも語ってくれたそうです。 

 親として、複雑な心境であることは当然でしょう。 こころが休まるようになって欲しいものです ネ

2010年2月6日土曜日

挨拶文

2/6(土)

 今年4月に行われる「福島ライオンズクラブ40周年記念式典」の案内状の挨拶文の原稿を仕上げねばならなくなりました。  もう2月ですから、遅いくらいです。 


 形式があるし、言葉遣いにも慎重にならざるをえないので、肩が凝る文章作りにもなります。 

 まずは、原稿をつくり、幹事に預けてしまいまいた。 今後修正をしていきながら、よりよいものとし、早急に発送しなくてはなりません。 


 4月、案内をだした各クラブの出席者を歓待するためには、心からの接待を会員一同行わなければなりません。 食事はその中でも大切な要素です ネ

2010年2月5日金曜日

ある出産

2/5(金)

 先月の道新の「いずみ」に、こんな投稿があったと記憶しています。

 『まだ見ぬ孫へ』という題名での文章は、札幌に住む52歳の介護福祉士の方からのものでした。


 
 2月3日の節分の日は、予定ではあなたに会える日ですで、始まって、あなたのパパは私の次男で、あなたはパパとママの初めての子供です。パパとママは、とても仲良しで、あなたのお話をするとホッペを桜色に染めて、コロコロと笑います。それを見ていると、あなたにとっておばあちゃんになる私はとても幸せな気持ちになりますと 続く文章のどこに暗さがあるかと疑ってしまいます。

 現在の医学検査技術の進歩は目覚ましく、生前診断が可能になっています。 男か女の子かなどは、簡単なもので、遺伝子レベルのものまで診断できるようです。 判ったことで、大変悩み苦しむ場合も生じることだと思います。

 今回の場合は、右心房と右心室が単独で動く、重い心臓病があることが妊娠8カ月目でわかったそうです。 普段何気なく使っている「あたり前」という事が、とても特別な事のように感じられました。 

 どうぞ、ママと一緒に無事に生まれてきてください。私は、あなたをギュッと抱きしめて「生まれて来てくれて、ありがとうって、言いたいのと 結んでいました。

 今日はもう、「ありがとう」って言っている頃だろうか? 命の重さを、大切さを考えさせられます ネ
 
 

2010年2月2日火曜日

如月

2/2(火)

 今月は正月気分も抜けて来るべき『春』への足がかりとなる、充電の時期と考えています。 



 ところが、少しのんびり少し急いで仕上げる仕事など、休む暇もないというのが実情です。



 今年もあっという間に一か月が過ぎてしまいました ネ