2011年4月29日金曜日

アルツハイマー病の治療~抗体開発~

「なご美会」熊谷正春
高齢(化)社会を向かえているわが国では、認知症の患者さんも増えており、85歳以上のお年寄りの4人にひとりは「アルツハイマー病」とも言われています。 その成因はアミロイドという物質が脳細胞に沈着し、老人斑として観察されることから、アミロイド物質が原因だと言われていましたが、直接的に証明した報告はありませんでした。

今回、弘前大学の脳神経内科学講座の松原悦朗准教授の研究グループが世界で初めてアルツハイマー病の原因をアミロイドβ蛋白(Aβ)の重合体であることを特定し、さらに新しく開発したAβ重合体に対する抗体を用いたマウス実験(*)によって、アルツハイマー病の発症予防も可能であることも実証しました。

松原先生は「さらにワンステップ必要だが、アルツハイマー病は予防可能な病気と考えていいのではないか」との考えを示したと、陸奥新報(4月27日)は伝えています。 

これからのわたし達にも福音となることでしょう ネ


《 マウス実験(*)研究グループによると、記憶障害を発生させる前のアルツハイマー病モデルのマウスにこの抗体を投与すると、細胞内外のAβ重合体の蓄積が予防され、記憶障害も認められず、記憶は同年齢の健常なマウスと同等に保たれたと言うことです。
また、記憶障害が発生したマウスへ抗体を投与した結果、記憶の回復が認められたと言います



2011年4月24日日曜日

今年のグリーンクラブ

「向日葵の会」伊藤昌子
今日開幕でした。

昨夜の時点での天気予報は、雨。 コンディションの悪いのは覚悟してました。 

ところが今朝は、一転晴れです。 少々風はあるものの、ゴルフ日和です。 会員みんな楽しみにしていた今年第一回目の「月例」は、和やかにスタートです。 みんな良い顔でクラブを振ってました。

さらに、今日は昨年の月例優勝者を対象にした「H22年度グランドチャンピオン大会」も同時に行われた。 6人で争われた大会は、-5(67)というスコアでの優勝というレベルの高いものでした。 優勝者は、おそらく冬のオフシーズンも練習していたのでしょう。 この春先にしては、記録に残るスコアです。


成績発表会では、やれハンデが甘いとか何とか、色々な発言があったものの、本当におめでとう! ネ

2011年4月20日水曜日

開幕だより

17日は、町内のゴルフクラブの「愛好会」の開幕でした。

強い風だったが、今年初めての月例であったため、皆の顔がいきいきしていた。 
それでも、スコアの方は低調です。 ネット70台のスコアがひとりしかいないと言う結果です。 勿論その選手が優勝です。 しかも、優勝したため、次回来月のハンディが、今持っているハンディの2割アップということになります。

その70台の唯一の選手がわたしです。 来月からは15のハンディで戦うことになりました。 
久しぶりの優勝ですから、喜んでいますが、来月以降の試合が思いやられます ネ

2011年4月12日火曜日

今年のマスターズ

日本の若者二人が「第74回マスターズトーナメント」で大活躍した。 ともに19歳の好青年である。 ひとりはプロゴルファーの石川遼選手、もうひとりはアマチュアゴルファーの松山英樹選手(東北福祉大学1年)である。

松山選手は、昨年10月に日本で行われた「アジアアマチュア選手権」に優勝し、今年の「マスターズ」への出場権を、日本のアマチュアゴルファーとして初めて獲得しての出場でした。 昨年は、「日本オープン」にも出場し、その実力を発揮して上位入賞を果たした実力派です。

とは言っても、世界4大“メジャー”トーナメントの一つのアメリカ・オーガスタの「マスターズ」は、難コースで有名で、日本人としては過去に井沢利光選手の4位入賞が最高位の結果です。 ジャンボ尾崎でも、まったく歯が立たなかったコースでもあります。 いわんや、アマの松山選手などどうなることか・・・と、戦前は評価されていたかも知れません。 なぜなら、プロのあの石川遼選手でもここ2年続けて予選落ちですから!

しかし、あれよあれよという間に、アマでただ一人予選を突破し、その時点で「ローアマチュア」に決定した。 後は、どれだけのトータルスコアで4日間を終えられるかというところに興味が集まっていた。 結果は、(-1)というアンダースコアの27位という順位でした。 なんという快挙でしょう。

だが、この華々しい結果につながるための重大な決断があったことを、インターネットの記事で知りました。 彼の大学は、このたび大震災に見舞われた仙台市にあります。 その日(3月11日)、彼は豪州で大学の合宿に参加していた。 

その大学宛てに、『出るべきではない』などのメールが届いていたと、大学の阿部靖彦監督が明らかにした内容です。 合宿から帰国した彼は「「出場するかどうかは、被害状況を自分の目で見てから判断したい。出るとしたら、東北の方に勇気を与えられるようなプレーをしたい」と揺れる心境を語ったそうです(3月21日 読売新聞)。 

被災地を思い悩みぬいた末に出場を決断し、「ローアマ」となった松山選手は表彰式で、「マスターズのプレーがみんなに希望と喜びを少しでも与えられたと思う。 オーガスタのみなさんの応援に感謝します」とあいさつし、会場からは大きな拍手と歓声が沸き起こったという。 「マスターズで4日間プレーできて本当にうれしく思う。 日本が今大変な状況だが、勇気を与えるプレーができてよかったと思う」とも振り返った。

さらに、今後の予定については、「日本に帰ってボランティア活動をして、大学を卒業をしてからプロの道に行きたい」と力強くTV画面で語っていた。

とにかく、今年の「マスターズ」は松山選手に尽きます。 表彰式の模様もこの度はじめてTV放送で見ることができた。 グリーンジャケットに袖を通すチャンピオンの表情が素晴らしい。 いつの日か日本人ゴルファーもその場に立つのも夢ではないかも知れません ネ

健康だより 第18号

今回の「健康だより」は、胃がんの検診についてのお話がメインです。

今年の2月のブログで、連続して「胃がん」についての記事を載せました。 ピロリ菌のこと、ペプシノーゲンという血液検査のこと、それらひとつひとつの胃がんのリスクファクターを組み合わせることで、もっと的確な胃がんリスクの検査ができることなども載せました。 

「血液で診る 胃がん検診」という新しい発想がうまれ、それが現実に検診方法として受け入れられているという今日です。 そのホットなところを紹介したいと考え、今月の「たより」としました。

がん検診の50%をめざして!  です ネ

2011年4月11日月曜日

拾得物

「なご美会」池田龍夫
今回の「東日本大震災」で、被災地の東北地方沿岸部にある警察署に多額の現金が拾得物として届けられていることが分かったと、昨日の新聞報道があった。

その額は、数千万円に上るとみられているが、持ち主の特定がほとんど不可能な状態です。 落し物や忘れ物の取り扱いを定めた「遺失物法」は、2007年に法改正があり、保管期間が半年から3ヶ月に短縮されました。 その期間内に落とし主が現れた場合、拾い主に「報労金」として価格の5~20%が支払われるが、保管期間を過ぎても落とし主が現れない場合は、全額拾い主のものとなる。 

確か以前、億単位の現金を拾得したが、保管期間が過ぎても落とし主が現れなかったため、短パン姿で現金を取りに来た人がテレビに映し出されていたのを見た記憶があります。 あまりの多額の金額だったもので、落とし主(故意に置いたものか?)も名乗り出づらかったのではないか、とも噂された事件でした。

わたしにも「ちっちゃな拾得物」の想い出があります。 小学校2~3年生の頃の、ある雨の日だったと思うが、学校帰りの途中100円玉を拾いました。 家へ帰って、100円玉を拾ったことを親に告げると、「小額だから自分のものにしたら」と言われたと記憶している。 

しかし、当時のその金額は、こどもにとって大きな額に思えたので、すっかり困ってしまい、警察に届けると言いだしました。 親は、それもいいだろうと言って、わたし一人で警察に行かせました。 ある巡査が、お金を拾った場所や時間などを、しっかり聞いてくれて、調書を書きました。 

その時、半年したら来なさいと言われたはずだったが、こどもだからすっかり忘れてしまっていた。 何かの折に、フッと思いだすことがあるが、今まで他人に言ったことがなかった。 ○○正直と揶揄されるだけだと、確信していたからです。 随分と遠い昔のちっちゃな想い出です。


さて、自衛隊員などの公務員が職務中に拾得した場合は、保管期間が過ぎた後は都道府県の所有となるそうです。 今回の震災でも、改めて自衛隊員の活躍に感謝します ネ

2011年4月10日日曜日

35万円


平成23年 
「東日本大震災の被災者によせられた義援金の配分について話し合う国の「割合決定委員会」は8日、死者・行方不明者一人当たり35万円を目安に、遺族に配分することを決めた」(道新記事より)


厚労省での初会合(会長・堀田力さん)できまったもので、7日までに日赤と中央共同募金会に寄せられた義援金の総額は約1336億円です。 35万円という数字は、全壊・全焼・流失の住宅被害を受けた世帯にも、また福島第一原発から半径30キロ圏内の世帯でも、その住宅の状態に関わらずに配分される額でもあります。

義援金の総額は、7日の道新夕刊によると、日赤と中央共同募金会合わせて1700億円を超えているということでした。 「阪神大震災」の時は、4年半で集まった募金総額が1800億円弱だったことを考えると、今回の募金活動は約1ヶ月でその額を上回ろうという勢いです。 

それ程、このたびの大震災と、それに随伴した「津波」と、人災の原発事故の重大さ、危険さ・恐ろしさを国民がわかっているということでしょう。

今後、被害の全貌が明らかになるにつれ、義援金だけでない「支援の在り方」もあるでしよう。 そのためにも、わたし達は沈んだ気持ちでいたらダメです ネ

2011年4月7日木曜日

20ミリシーベルト

「なご美会」熊谷正春
「福島第一原発事故に伴う避難指示の対象となる被ばく放射線量について、原子力安全委員会は、1年間積算の被ばく放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れのがある場合、としたと政府に伝えた」 (道新記事より) 


同じ一面に、「夏場所通常開催せず」という相撲協会の発表もある。 八百長問題に揺れる協会が、それに関与したとみなした力士の処分を発表し、今後の通常興行を見据えての結論です。 5月場所を力士のための技量審査の場所とし、無料公開にする予定とのことです。 

相撲は「国技」と言われてるが、そう呼ばれるようになったのは、明治の終わり頃からのようです。

道新の卓上四季に、その理由が載っていました。 東京両国の回向院の境内に初めて常設の興行館が完成した(明治42年)が、その名称をつける段になって揉めたらしい。 板垣退助伯爵を長とした会議で、「相撲館」「尚武館」などの案がでたが決まらず、好角家で小説家の江見水蔭が起草した初興行の祝辞文の「そもそも角力は日本の国技、歴代の朝廷これを奨励せられ」をヒントに「国技館」と定めたそうです。 

それ以後、「相撲は国技」が定着したと、風見明の『相撲、国技となる』に書かれてあると卓上四季は紹介しています。 もっとも、自由民権運動論者で「百円札」のモデルだった板垣退助は、その名称には不興だったらしいが・・・。

さて、わが町が誇る「北海道女だけの相撲大会」は、毎年5月の「母の日」に行われる一大イベントです。 道内はもとより、本州からも、外国人の参加もあって、毎年賑やかになる催しです。 

ところが、いつもは応募枠を超える申し込みがある時期にもかかわらず、現時点で約半数の出場申し込みしかないそうです。 今回の震災による影響かと、事務局は思いあぐねているそうです。

派手な行事は慎む方が良いと思いますが、何もかにも自粛すべきという風潮はどうでしょうか。 わたし達までも元気を失くしたら、先へ進まなくなってしまいます ネ

2011年4月6日水曜日

6万トン

松前町 花田冨
「福島第一原発の1~3号機のタービン建屋や外の立て抗にたまっている高濃度汚染水の総量は計約6万トンと推定されると明らかにした」 (道新記事より)



今日は、多くの公立小中学校・高校で始業式が行われます。 当町も同じです。 新一年生の登校に合わせて、街頭での交通安全運動が、今日から全町あげて行われます。 真新しいランドセルを背負って「おはよう」の挨拶で元気に歩く姿に、身近な安全を感じるでしょう。 

本来なら、東北地方の学校校舎は避難所としてではなく、元気な笑顔で走りまわる子供たちでいっぱいの「学びの舎」であるはずなんだが・・・ネ

2011年4月5日火曜日

100倍

平成22年
「東京電力は4日、福島第一原発から放射性物質を含む水約1万1500トンを海に放出すると発表、午後7時すぎに放水口付近で始めた。 水に含まれる放射性物質の濃度は、法律で環境中への放出が認められている濃度基準の100~500倍」 (道新記事より)

今日のブログから1週間、新聞朝刊の一面記事に使われている「数字」をタイトルにしてみようと思います。 早速、今日の数字は、 「100倍放射能水 海へ」がトップ記事の題名です。

おそらく今後も福島原発に関する記事が一面をかざっていくのでしょう カ

2011年4月4日月曜日

ピアノ調律の日

「なご美会」大津令子
国際ピアノ調律製造技師協会が1993年に制定したもので、四月の英語の頭文字のが、調律に使う音の名前と同じであり、さらにその周波数が440Hz(ヘルツ)であることから、というものです。


イ音(A音)=440Hzと定義されたのは、1939年5月ロンドンで開催された標準高度の国際会議でした。 絶対音感の習得には臨界期があり、3歳~5歳くらいに意識的に訓練するとかなりの確立で身につくらしいが、それを過ぎるとかなり困難になるそうです。


絶対音感をもっていた人物として、モーツァルトの名前がよく挙げられます。 幼い頃から厳しい音楽教育を父から受け、14歳の頃、二度聴いただけの門外不出の「ミゼレーレ」を正確に楽譜に書き起こしたことから、そう見られています。


最近の研究によると、7歳以前に音楽教育を受けたミュージシャンと10歳以降に音楽教育を受けたミュージシャンをMRI(核磁気共鳴画像法)で左右の脳の大きさを較べてみたところ、音楽教育開始が7歳以前だった方が、左脳に較べて右脳の方が大きかったそうです。 


「音楽は右脳の機能」と言われてますので、右脳がよく発達したものと考えられます。


わたしの入学した高校では、1年生の時の「音楽」の授業のはじまりに、きまって「音取り」が行われていました。 先生が弾くピアノの「音」を聴いて、「ドレミ・・・」を言い当てるテストです。 つまり、絶対音感の訓練をしていたのだと、今は思います。 


わたしは、そのテストはまったくダメで、すっかり自信をなくし、その後の高校生活もしばらく暗い憂鬱なものになってしまいました。 それでなくても、田舎から都会の学校(函館)に入学したプレッシャーも随分あったものだから・・・。


おそらく私の右脳は左脳に較べて大きさに違いはないだろうと確実に思います ヨ

2011年4月3日日曜日

卯月と自粛

「なご美会」池田龍夫
今月は年度初めの月だから、例年ですとこれから「スタート」するぞと言う意味もあって、希望に満ちた明るい気持ちになっているのが常でありました。

ところが、先月11日の「東北・関東大地震」の発生のため、生活すべてにおいて自粛ムードになっている今日この頃です。 昨日の道新夕刊の「今日の話題」のコーナーの川嶋信義さんが“自粛の度合い”という題で文章を書いています。

札幌ススキノの客足が落ち込むほど気軽にお酒を飲みに出かける気分になれないだろうし、被災地のことを考えれば、浮ついたお祭り騒ぎが出来るはずもないと思うが、自粛ムードの広がりで「自粛しないのは不謹慎」との空気がうまれはしないだろうか、と心配になると言います。

復興には長い時間がかかるだろうから、支援も一時的な現象に終わらせることなく、長期的に続けなければならないだろう。 それには、わたし達は現地を思いやりつつ、普段通りの生活をしていくことが必要で、自粛にとらわれ過ぎると元気が失われ、結果被災地への支援もできなくなるとも言ってます。

さらに、節電でも単なる苦労の分かち合いだけでなく、日常の電気の使い方を点検し、電気に頼ってきた生活を「見直す」機会にしたいし、統一地方選挙運動も名前の連呼だけで選挙カーを走らせるのではなく、政策の中身を「論じ合う」機会をつくって欲しいものだとも述べています。

「ピンチをチャンスに」とはよく言われます。 まさに今回の想定外の事態に対しては、自粛することも必要だが、川嶋さんが力説したように、その度合いもあるだろうと思います。 

今回の災害は、普段当たり前のように感じてしまい、便利な日常生活に感謝することに無頓着となった私たちの毎日の暮らしの中身を考え、見直し、家族や地域などでもそのことを話し合ういい機会になったと捉えられないだろうか。

“卯年の卯月”です。  年の初めには、「今年はピョンピョンとウサギのように飛び跳ねて、経済が良くなる」と、みなさんが口々に言ってました。 本当にそういう良い年になるように、頭を上げて、前を向いて行きましょう ネ

2011年4月1日金曜日

町広報から(1)

4月の広報「ふくしま」より
今月4月の福島町の広報「ふくしま」が、町内の各戸に届けられました。 

表紙は、福島保育所の「こぐまクラブ(交通安全教室)」の修了式のひとコマで、笑顔で修了書をいただく園児の表情が気持ちを明るくさせてくれます。

中刷りには、2月に行われた「がん予防講演会」の模様が写真入りで紹介されています。 
この日は、会場いっぱいの参加者がいて、何度も補助イスを用意するほどでした。 話をよく解ってもらったと思っています。

がん検診の受診率”50%”にという目標はハードルが高いが、町全体で取り組む内容だと感じています。

機会あるごとに検診の大切さを訴えていきます ヨ