「なご美会」熊谷正春 |
同じ一面に、「夏場所通常開催せず」という相撲協会の発表もある。 八百長問題に揺れる協会が、それに関与したとみなした力士の処分を発表し、今後の通常興行を見据えての結論です。 5月場所を力士のための技量審査の場所とし、無料公開にする予定とのことです。
相撲は「国技」と言われてるが、そう呼ばれるようになったのは、明治の終わり頃からのようです。
道新の卓上四季に、その理由が載っていました。 東京両国の回向院の境内に初めて常設の興行館が完成した(明治42年)が、その名称をつける段になって揉めたらしい。 板垣退助伯爵を長とした会議で、「相撲館」「尚武館」などの案がでたが決まらず、好角家で小説家の江見水蔭が起草した初興行の祝辞文の「そもそも角力は日本の国技、歴代の朝廷これを奨励せられ」をヒントに「国技館」と定めたそうです。
それ以後、「相撲は国技」が定着したと、風見明の『相撲、国技となる』に書かれてあると卓上四季は紹介しています。 もっとも、自由民権運動論者で「百円札」のモデルだった板垣退助は、その名称には不興だったらしいが・・・。
さて、わが町が誇る「北海道女だけの相撲大会」は、毎年5月の「母の日」に行われる一大イベントです。 道内はもとより、本州からも、外国人の参加もあって、毎年賑やかになる催しです。
ところが、いつもは応募枠を超える申し込みがある時期にもかかわらず、現時点で約半数の出場申し込みしかないそうです。 今回の震災による影響かと、事務局は思いあぐねているそうです。
派手な行事は慎む方が良いと思いますが、何もかにも自粛すべきという風潮はどうでしょうか。 わたし達までも元気を失くしたら、先へ進まなくなってしまいます ネ