2011年4月7日木曜日

20ミリシーベルト

「なご美会」熊谷正春
「福島第一原発事故に伴う避難指示の対象となる被ばく放射線量について、原子力安全委員会は、1年間積算の被ばく放射線量が20ミリシーベルトを超える恐れのがある場合、としたと政府に伝えた」 (道新記事より) 


同じ一面に、「夏場所通常開催せず」という相撲協会の発表もある。 八百長問題に揺れる協会が、それに関与したとみなした力士の処分を発表し、今後の通常興行を見据えての結論です。 5月場所を力士のための技量審査の場所とし、無料公開にする予定とのことです。 

相撲は「国技」と言われてるが、そう呼ばれるようになったのは、明治の終わり頃からのようです。

道新の卓上四季に、その理由が載っていました。 東京両国の回向院の境内に初めて常設の興行館が完成した(明治42年)が、その名称をつける段になって揉めたらしい。 板垣退助伯爵を長とした会議で、「相撲館」「尚武館」などの案がでたが決まらず、好角家で小説家の江見水蔭が起草した初興行の祝辞文の「そもそも角力は日本の国技、歴代の朝廷これを奨励せられ」をヒントに「国技館」と定めたそうです。 

それ以後、「相撲は国技」が定着したと、風見明の『相撲、国技となる』に書かれてあると卓上四季は紹介しています。 もっとも、自由民権運動論者で「百円札」のモデルだった板垣退助は、その名称には不興だったらしいが・・・。

さて、わが町が誇る「北海道女だけの相撲大会」は、毎年5月の「母の日」に行われる一大イベントです。 道内はもとより、本州からも、外国人の参加もあって、毎年賑やかになる催しです。 

ところが、いつもは応募枠を超える申し込みがある時期にもかかわらず、現時点で約半数の出場申し込みしかないそうです。 今回の震災による影響かと、事務局は思いあぐねているそうです。

派手な行事は慎む方が良いと思いますが、何もかにも自粛すべきという風潮はどうでしょうか。 わたし達までも元気を失くしたら、先へ進まなくなってしまいます ネ