2009年10月31日土曜日

ハロウィン

10/31(土)

 明日からは「神無月」だった月から、神々がそれぞれの土地へもどり、いつもどうりの加護の役割をはたしてくれる月になります。 

 たくさんのお願い事をしましょう。  たくさんのことを! きっとすべての事を聞き入れてくれると思います。 



 写真は、玄関先の「ハロウィン」です。  トリック オア トリート  です ネ

日本シリーズ(1)

10/31(土)

 勝利の女神は、どのチームに微笑んでもよかったような、手に汗握るとってもいい第一戦のゲームでした。  巨人が、まず一勝して、短気決戦の勝敗を一歩リードしました。

 ダルビッシュの登板があるか無しかが、今回のシリーズを予想するうえで大変重要なポイントになります。

 双方の応援団にとっても気になるところです。  あすの第二戦も巨人が勝って、シリーズを有利に進めることができるか、とっても楽しみな週末です ネ

2009年10月30日金曜日

ワールドシリーズ(1)

10/30(金)

 松井選手の一振りがヤンキースにシリーズの一勝をもたらしました。   

 今シーズンの前半は、膝の怪我に悩まされたため、打撃に生彩を欠き出番が少なく、トレードまでささやかれた時期もあったのに・・・。  ワールドシリーズでの活躍を夢見て、海を渡ったわけだから、七年目の今年こそチャンピオンリングを取ってほしいものです。  彼より後に大リーグでプレーした田口や松坂らが、ひと足早くリングを手にしているのだから・・・。


 結婚した年でもあり、奥さんの内所の功が、いい結果をもたらしてくれるといいのに・・・ネ

2009年10月28日水曜日

アルコール依存症

10/28(水)
 

アルコール依存の講演を頼まれて、資料を少し集めてみたので、その一部を紹介します。 
 上図は、アルコールを適量飲む人の方が、死亡率が一番低く、全死亡率曲線は『J カーブ』を描くということです。  適量というのは、難しいですが、日本酒なら一合、ワインならワングラス・・・などでしょうか?
 
 真ん中は、アルコール依存度のチェック項目です。  いくつ当てはまりますか?
 
 下図は、世界の研究者から発表された赤ワインの効能です。  まずは、じ
っくり読んでみてください。  これらはほんの一部で、もっともっと多くのすばらし研究結果が
報告されています。  
 今年もワインの解禁日が近くなってきました  ネ

2009年10月27日火曜日

円空さんの足跡

10/27(火)

 岐阜で生まれた円空さんが、江戸時代のはじまりの頃の寛文6~7年(1666~1667)に、蝦夷地に渡り、小坐像(観音菩薩像や阿弥陀如来像)を作仏して周っていました。 そんな円空さんに魅力を感じる人は少なくありません。  わたしもそのひとりですが、シンガーソングライターの河島英五もその魅力にひかれ、カワサキZ400FXで東北・北海道の「バイクツアー」を行ったそうです(1981年)。


 その足跡を、作像された像の様式(像の完成度)から推理できるか否かを、検討してみました。  


 円空の像を、①胸のへこみの深さ ②台座(臼座、岩座)の違い ③背銘の梵字の有無、によって比較検討してみると、

  Ⅰ・日本海側    Ⅱ・津軽海峡、内浦湾側

の二通りに区別されると考えられます。  その移行過程が、ちょうど熊石(八雲町)の黒岩洞窟で彫った二体の観音菩薩ではなかったのかと推察している。  松前を発って太田権現の霊場を目指していた円空さんは、黒岩までは民家の一角を借りて彫刻していたと思われる。  はじめて黒岩洞窟で作仏し、その後は、いよいよ太田権現の険しい山頂の洞窟で多くの仏像を彫ることになったと思われます。
今、そこで彫られた多くの仏像は、火の不始末から燃えてしまって観ることができません。  

 もし、残っているなら内浦湾へ続く何らかの手がかりとなる仏像があったと思います。  内浦湾へでた円空さんは、次に有珠山の霊場へと向かい、小幌の岩屋洞窟を経て、津軽海峡へと南下して松前へ戻ったのではないだろうか。

 贔屓目といわれるだろうが、わが町の『円空仏 来迎観世音菩薩』は、旅の終わりにあたり完成度の高いものとなっており、次に訪れたといわれる東北地方の仏像と相似しています。 
 津軽半島の三厩は、福島町とともに『青函トンネル』の基地の町として有名で、トンネルで繋がっています。  その三厩の義経寺にも『円空仏 来迎観世音菩薩』があります。  ただ、その寺の円空仏は、33年に一度開錠されるそうです。

 わが町の円空仏は、レプリカですが、トンネル記念館で拝顔できます ヨ

2009年10月26日月曜日

三人娘

10/26(月)

 現在、オガクリに通院中の患者さんの中に、わたしのをよく知っている人がいます。  その方が大切にしているという若い頃の写真をお借りすることができました。



 セピア色に少し変色してはいるが、人物の表情や着物の柄までよく観察できます。  60年以上も前のものだから、保存は良い方ではないだろうか。  

 真ん中に立っている人物がです。  向かって右側が患者さんの Sさんで、左側の方も Sさんと言うそうで、東北地方で暮らしていると話してくれました。  右側の Sさんは、生まれた土地の松前町白神で結婚し子供、孫、ひ孫に恵まれて、ご主人の介護をしながら、元気に老後の生活を送っています。 

 この写真は、 通院中のSさんが言うには、仲の良かった三人が裁縫教室に通っていたある日、記念にと思い立って撮ったものだそうで、大事な宝物だと話してくれました。

 わたしの母は、子供の頃は生活苦と兄弟が多かったため、弟妹の子守で小学校も充分通えなかったし、卒業と同時に奉公に出されたと聞いていたものだから、辛い青春時代ばかりを想像していました。 

 ところが、この写真の様子を想像するに、奉公で苦労した後は、少しは生活にゆとりができていたのかなと思われ、何だかホッとした気持ちになりました。

 じつは、今日が29回目の母の命日でした。  合掌 ですネ
 

2009年10月24日土曜日

時間外診療

10/24(土)
 ある患者さんの検査(胃と大腸の両方の内視鏡検査)を同じ日に時間外で行いました。

 患者の急病性、緊急性や仕事などの都合によっては、たとえ“時間外の診療” となっても出来る限り対応することが、私たち「かかりつけ医の診療方針」でもありますから、そうした診療をしてもらえた患者さんは「かかりつけ医」を決めていて良かったということではないでしょうか。 

 もちろん、医療側に過度の負担にならない範囲内ならという条件付きですが、そうした診療方針が「患者とかかりつけ」の強い信頼関係を築き、医療行為も安心・安全なものになっていくものだと思います。

 昨今コンビニ受診やモンスターペインシェントなどという、医療現場には好ましくない風潮が拡がっていますが、なにも都会だけに限ったことではないようです。 地方でも、特に救急医療は対応に苦慮しています。

 日頃から、「かかりつけ医」を決めている人や家族は懸命だと思います。  人と人との繋がりを大切にです ネ

 

2009年10月21日水曜日

常任理事会

10/21(水)

 報告事項、協議事項の他に、対外的な案件、そして来月 八雲町で行われる『ブロック懇談会』の打ち合わせなど、スムーズな会の運営でした。

 わが医師会は広範囲にわたっているため、月一回の常任理事会と決めています。 

 今後は、インターネットの回線を利用した『テレビ会議』なるものを試みてもいいのでは・・・と、思ってみたりもします。

 「遠隔医療では、現在利用できる色々な方法(インターネットなど)を用いて、医者同士や医者と患者宅を結び医療を行うことが可能になってくることでしょう。

 便利になりますが、あなたはどう思います  カ
 

2009年10月20日火曜日

ピンクリボン月間

10/20(火)

 今月は『ピンクリボン月間』です。  

 東京タワーや札幌のテレビ塔もピンクに染まるんですよね。

 わが町なら、どの建物をピンク色に染めれるだろうか?

 「横綱」か「トンネル」か、どちらの記念館がいいだろうか  ナ

2009年10月19日月曜日

地域懇談会

10/19(月)

 わが町が行っている「地域再生計画」の一環として、地域住民の意見を聞く懇談会が、今日行われました。 
 吉岡地区を対象にして集まっていただいた会でしたが、夜の会にもかかわらずたくさんの方に来ていただき収穫のあったものとなりました。  提案してもらった内容は、今年度中にまとめられて、計画発表されます。  


  あるグループからは、町民みんながボランティアの意識を持って行動してほしいと提案がありました。 ただ、何が・どこまでがボランティアか判らないという意見もあり、早期にできること、すこし年数がかかるが実行できるように努めることなど、多くのことが話し合われました。  「自助・共助・公助」がスローガンです。
 町民はもっともっと互いを理解しあえるように“会話”しなければならないです  ネ
(写真は、ソバ畑のひとコマ。 一面真っ白い花が咲いていた9月のある朝です)

2009年10月18日日曜日

11月の日曜当番

10/18(日)
 インフルエンザが各地で流行しているが、わが町は幸いまだ発生数が少ない。  “新型”と付けられたインフルは、感染力がとても強いらしい。

 メキシコに始まった今回の「新型インフル・H1N1」感染騒動は、ワクチンの製造という感染源に対する対処法(治療法)としては最高の方法を人類は取ることができた。  すばらしいことである。  

 感染源(細菌やウイルス)に対する研究は、百年余りの間に飛躍的に進歩をとげた。  北里、志賀、野口などの日本人科学者が、歴史上に名前を残しています。  そうした先駆者の苦労の上に、今の感染症対策が成り立っているのです。  

 そして、今回の新型インフルでもひとりの日本女性の医師が国際的に活躍しています。  すばらしいことです ネ

 

2009年10月17日土曜日

歴史講座(箱館戦争と開陽丸)

10/17(土)
 午後1時から『福島町歴史講座』の第一回として、江差町から藤雄さんが講師として来町されました。 
 石橋さんは、「開陽丸友の会」と「江差町の歴史を紀行し友好を進める会」の会長をされている方で、「箱館戦争と開陽丸」という演題で話をしてくださいました。

 後段の「開陽丸」のお話は、実際に江差沖の海底から大変な苦労をして引き上げたわけで、奥さんを含む周囲のみんなが計画に反対するという「四面楚歌」のなかで、成功されたそうです。  その様子は、「開陽丸ルネッサンス」と題して発刊されています。  

 また、そうした石橋さんの行動力・実行力に感動したデザイナーの山本寛斎さんが“熱き心”と題して三人の有名人を上げていますが、そのうちの一人に石橋さんを上げているそうです。

 今度は、ゆっくりと酒などかたむけてお話を聴きたいものだと、思います ネ

2009年10月16日金曜日

ゾーンチェアパーソン訪問

10/16(金)
 今日、函館巴ライオンズの東海林ライオン(ゾーンチェアパーソン)が、わがライオンズの例会を訪問されました。  今年のキャビネットが函館にあるため、市内の各クラブのライオンが、キャビネット役員を担当する仕組みになっているのです。 

 今年の世界のライオンズクラブ会長は、ドイツから選出されていて、先に札幌で北海道全体会議があった時に、東海林ライオンは逢っているそうです。  
 
 会員数の増強が毎年第一の目標となり、今年から第二副会長制を設けて、会員増強に努めるとの意気込みであります。  わがクラブは、町内の人口数からいうと、39名という会員数は満足すべき数と思っています。  ちなみに、東海林ライオンの巴クラブも、38名だそうです。

 ライオンズの『奉仕する』の思想を身近なところから実践していこうと思うわけだから、あまり人数に拘わらなくてもいいのではないだろう  カ  

2009年10月15日木曜日

道民公開講座

10/15(木)
 札幌医科大学創立60周年の記念の『道民公開講座』が、昨日松前町で行われました。  会場は、ギッシリ満員状態で、まずはよかったです。 
 講師は、同大の学務部長の當瀬規嗣教授で、「からだのしくみ」と題して、正常なからだの仕組みを理解することが健康を理解することです、と"ヒトの生理活動”をわかりやすく説明してくれました。

 ”せき”、”あくび”、”くしゃみ”はどうしておこるのか、続くのか? ヒトは、”ちくわ”人間であるとも考えられる・・・などなど、ヒトの身体の構造・機能を充分理解した先生だからこそ発言できるお話でした。

 会場からの「サプリメントの効用について」の質問には、「ヒトを車に譬えると、食事はガソリンで、ビタミンはエンジンオイルです。 それだけで車は立派に走行しますね。 サプリメントとは、補助という意味ですから、それが無くてもいいのですよ!」と、今の健康"補助”食品ブームを、優しくバッサリ切り捨てていました。

 先生の著書は、おはなしの種本になるでしょう ネ
 

2009年10月12日月曜日

ギャラリー村岡

10/12(火)





 小笠原み蔵さんの『個展』が、函館市のギャラリー村岡で開催されていたが、今日が最終日でした。

 ブタ、ゴリラ、そして楽器をひく人間など約70点の作品が展示されていて、連休で来函中の観光客や地元の来場者で賑わっていました。み蔵さんのプロフィールを見ますと、ここ25年以上全国各地で個展や仲間との展覧会を開いているようです。

 今回の『個展』の紹介は、道新と函館新聞の取材で取り上げられて記事にな
っていて、来場者の話題になっていました。 今回見れなかった方には、このブログで少しずつ紹介できればと思いますが、はたしてどうなりますやら・・・。 

 古希を迎えられた み蔵 さんは、「い浮かべたものを木の中から発掘する感覚で彫っている」と、取材された道新記者に語っています。

  江戸時代,蝦夷地を作像しながら旅をした円空上人木の中にいる像を、ただ木から彫り出しているだけ だというようなことを語っていたそうです。

 芸術家は、みな同じ思いになるのでしょう  カ

2009年10月11日日曜日

ゴリラ彫刻

10/11(日)

 今まで紹介が遅れてしまいましたが、写真のゴルファーは20年以上前に彫られた“名人ゴルファー”で、わたしの家に安置されています。
  

 作者は、「小笠原み蔵」さんと言いまして、わたしの従兄弟で札幌在住の彫刻家です。  今月3日から明日まで、函館市の村岡ギャラリーで「個展」を開催してます。  道新や函館新聞の取材を受けたと聞いていたら、道新は「みなみ風」に、函新は今日の新聞に紹介記事が載っていました。  約30年間の彫刻三昧の作品群に会えますから、是非出かけて作品を見てほしいと思います。

 ところで、本日のわたしのゴルフの戦果はと言えば、写真のようなあり様です  ネ
 

 

2009年10月10日土曜日

ブロック懇談会

10/10(土)
 渡島医師会の重要な活動のひとつである『ブロック懇談会・研修会』が、松前町で行われました。  渡島医師会の地域は、北は長万部から南は松前までとなっており、非常に広範囲に亘っています。
  
 そのため、北部の八雲・長万部地区と南部の木古内・松前地区の二箇所を毎年医師会の執行部が訪問し、地区の会員と久しく懇談するということを行っているわけです。


 研修会は、「大たい骨頚部骨折の現状と骨粗しょう症の治療」という話で、福岡から講師の先生が来てくださいました。  
 いったん、大たい骨の骨折(FX)を起したら、莫大な医療費がかかるということで、1000人に一人の割合で発症する計算になるので、年間14万人の患者数で、年間1500億~2000億円かかります。 骨粗鬆症関連の医療費としては年間1.3兆円ほどにもなるそうで、2006年の総医療費が約33兆円ですから、その占める割合はとても大きいと言えます。


 骨粗しょう症は生活習慣の病気ですから、日頃から注意し気をつけていけば悪化はある程度予防できるし、FXとなることも相当数防げるはずなんです。  


 最近は、各自治体で骨粗しょう症の検診を実施してくれてますから、毎年それを利用していくべきで、もし骨密度の低下が平均値より多ければ、治療開始をするようにします。 女性は50歳、男性は65歳がチェック年となります。 その時に一般の人でも使って役立つ方法があって、FRAX(10年後骨折危険率)という
数式もので、パソコンの“検索”で見てください。


 骨折りの人生にならない様に ネ


(写真は当日の懇親会でのひとコマで、マグロの解体ショウです。おかみさん はりきってます!)

2009年10月9日金曜日

誕生日

10/9(金)
 今日は、大学時代から“イーさん”、“オーさん”と呼び合う友人の誕生日です。

 大学を卒業してからでも、かれこれ30数年が経つことになるわけで、現在は各々自分の専門を生かした医療スタイルで、地域医療の『かかりつけ医』として医業に専念しています。
  
 彼とは、部活(バドミントン)も一緒だったので、各学期の試験勉強はもちろん卒業試験、国家試験まで、いつも同時に苦しんだ想い出があります。  
 卒業後、友人は東京で脳神経外科医を目指して研修生活に入った。  その大学には、地方からも含めて他大学から優秀な医者の「たまご」が沢山集まってきていたそうで、その中での競争もあったものと思ってます。。  

 当時は、今問題になっている「新医師臨床研修制度」というものがなかった時代で、卒業後の研修場所に苦労したものです。  指導カリキュラムがしっかりしていないので、大学にいても臨床の勉強(経験)を積むことができないんです。  そこで、地方の病院へ応援出張するという「医局制度」が、臨床経験を豊富にするにも、さらに無給・薄給の新米医者の懐具合をよくするためにも、そして地方の病院の医者不足を解消するためにも、いい制度であったという面は、確かにありました。  もちろん、問題点も多くあったことは認めなければならないでしょうが・・・。

 さて、新政権になって、医療界もいろいろ制度変更されるようです。  ビジョンを持って、将来をみすえた見通しのいい政策を立ててほしいものです  ネ

2009年10月7日水曜日

朝の食卓

10/7(水)

 昨日の道新の『朝の食卓』は、米国総領事のダーナ・ウェルトンさんの介護という文章でした。

 ウェルトンさんは、仕事で使うパソコンのパスワードに亡くなった祖母の旧姓の一部を使うようにしたところ、覚えやすく、毎日のように祖母を想い出すのでよかったそうです。  ある時、彼女が入所している老人ホームを訪れたところ、祖母自身アルツハイマー病でありながら、朝から晩まで寝た切りの入所者の部屋を順番に訪れお見舞いをしていたことがあったそうで、さすがだな~と感心したと言います。

 ウェルトンさんも領事館近くにある老人デイケアの施設でボランティアをしているそうです。  皿洗いが済んだら、お年寄りたちと話をします。  「福島から嫁にきた人、有田焼きのコーヒーカップを大事にする元商店街の人・・・」など、みなさんはそれぞれ自らの歴史をいきいきと語る“人生の先生”たちで、介護は一方通行ではないことを感じますと閉めています。  


 さて、ここに登場する「福島・・・」は、どこの福島だろうか?  とても気になります  ネ
      

2009年10月6日火曜日

秋夕

10/6(火)

 旧暦の8月15日は、日本では『十五夜』ですと言うことを先週ブログに書いたばかりですが、お隣の韓国では、『秋夕というそうです。  

 『秋夕』、『チュソクと読むそうですで、わが国の『お盆』に相当します。  韓国では、旧正月と秋夕に、一族が祖先を祭るために故郷の実家に集まります。  夫の実家でお供えやおつまみにするジョン(韓国風お好み焼き)を大量に焼いたり、手のかかる料理を作ったり、奥さんの仕事は大変だそうです。  ストレスも多く、若い奥さんほど気を使い苦労も多いため、夫婦ゲンカが増えると言います。



 今年は三連休だったため、都会から田舎への道路や鉄道の込み具合は大変だったことと思います。 

 この時期に離婚が増えることが多かった韓国の夫婦達は、そうした大変な思いまでして田舎へ帰らず、海外旅行などへ出かけるカップルが最近では増えてきたと、道新6日付け記事に載っていました。  

 とにかくお幸せにです ネ

2009年10月5日月曜日

健康だより 第8号

10/5(月)

 今月の「オガクリ 健康だより」は、がんの二次予防検診)を取り上げました。  がんは、その発生部位によって増殖・悪性度に違いが生じ、進行の速い・遅いの差がでてきます。  

 そのため、「検診」に適したがんは、胃ガン・大腸がん・乳がん・子宮がんなどとなります。  その各々において、検査方法も改良・進歩し、がんの検出程度も上がっています。  



 したがって、「検診率」がアップすれば、早期がんが発見される率も高まり、治るがんも増えるわけです。 

 今月は、乳がんの「ピンクリボン月間」であり、十月一日に東京タワーがピンクにイルミネーションされたはずなんですが・・・?

 もう一つの話題は、子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルス(HPV)に対するワクチンが、米国やオーストラリアなど98の国で使用承認されていますが、わが国でもやっと承認がおりて、12月ごろから使用できるようになる見込みとのニュースです。  

 20数年前に来日し、当時から「子宮頸がん」の検診を呼びかける運動をつづけてきているイギリス人の女性研究者は、今回のワクチン接種の承認で検診受診率も伸びてほしいと語っていました。

 がんの征圧も少しずつですが前に進んでいます  ネ

2009年10月4日日曜日

健康フェスのポスター

10/4(日)

 このほど第10回の『健康フェス』のポスターが出来上がりました。 
 当日の模様が判るように、写真の数々が収められています。

 一年間、町内の要所要所に掲示されていますので、ご覧になってください。

 来年もがんばろう~ト

2009年10月3日土曜日

十五夜とクラシックの夕べ

10/3(土)


 今日は十五夜です。  旧暦の8月15日のことで、例年9月中旬から10月初めに十五夜となります。  



 十五夜は中秋の名月とも呼ばれ、満月と決まっていると信じてましたが、じつは満月はすこしずれるそうです。  ここ10年間の十五夜と満月の関係を見てみると




    旧暦8月15日(十五夜)     満月になる日時  年間の満月回数  

    2001年10月1日(月)仏滅   10月2日23時  満月13回   
    2002年9月21日(土)仏滅   9月21日23時  満月12回
    2003年9月11日(木)仏滅   9月11日02時  満月12回 
    2004年9月28日(火)仏滅   9月28日22時  満月13回
    2005年9月18日(日)仏滅   9月18日11時  満月12回
    2006年10月6日(金)仏滅   10月7日12時  満月12回
    2007年9月25日(火)仏滅   9月27日05時  満月13回
    2008年9月14日(日)仏滅   9月15日18時  満月12回
    2009年10月3日(土)仏滅   10月4日15時  満月12回
    2010年9月22日(水)仏滅   9月23日18時  満月13回


 ということで、ここ10年間では4回だけ同じ日でした。  さらに驚くことは、十五夜はすべて“仏滅”であったということもわかりました。


 さて、その仏滅を始めから知っていたわけではありませんが、渡島医師会は市内のホテルでよく結婚式で使用される天井の高い大きな部屋で、特別文化講演会クラシックを愉しくを開くことができました。 



 札幌交響楽団(札響)のコンサートマスター大平まゆみさんはじめ五重奏演奏者が来函され、わたし達医師会会員、家族そして職員のために、すてきなトークを交えてすばらしい音色を聴かせてくれました。 



 大平さんのヴァイオリンは、約300年前に作られた「名器」だそうで、素人目にもいい音が紡ぎだされるのが感じられました。  音楽は医学の臨床分野でも『音楽療法』といって取り入れられており、今夜のコンサートはまさに『』をもたらしてくれたひと時でした。  ありがとう。 ただ、チェロの独奏曲を聴きたかった・・・。



 みなさんに感謝です  ネ!

2009年10月2日金曜日

みんなの広場

10/2(金)
 今日の絵手紙は、松前町の絵手紙サークル(まつまえ向日葵の会)の方々の作品です。  うまい(味が) と、とっさに声をだしてしまいそうです。

 オガクリ院内の廊下の壁の一角を"みんなの広場と名づけて、患者さん達に開放することにしました。
 
 さっそく、新しい作品を持ち込んできて、壁はいっせいに秋らしくなりました。
 食欲の秋ですか ネ

2009年10月1日木曜日

神無月

10/1(木)

 今月は、乳がん月間ピンクリボン月間です。  特に今日は、「乳がん検診の日」とされ、世界の有名な建造物や名所を同時にピンクにライトアップし、「乳がんの早期発見の大切さ」をアピールする世界規模のキャンペーンが行われています。  日本では、東京タワーをピンク色にライトアップしています。  綺麗!

 わが国では乳がんと診断される女性は、年間約4万人にのぼっています。  優れた検査法や有効な治療手段が多いことから、早期に発見して適切な治療を受ければほぼ完全に治すことができます。

 今日は、もうひとつの女性がんである子宮頚(けい)がんのトピックスを紹介しましょう。  
 厚生労働省は子宮頚がんの予防ワクチンサーバリックス;グラクソ・スミスクライン社)を、今回初めて承認することを決定しました。 早ければ12月からでも使用可能と言われてます。  子宮頚がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)であると、4月25日(子宮の話)の『オガクリ日記』でも書いてます。
 毎年約8000人の女性が、がんと診断されてますが、早期発見されやすく、検診とこのワクチンの組み合わせで更に予防効果が期待されます。 ワクチンの効果は、接種後20年間有効と言われています。  

 このサーバリックスというワクチンは、2007年からオーストラリアや米国で公的助成による接種が開始され、現在98カ国でも承認・使用されていていることから、同ワクチンは “人類ががんを制圧した初めての事例 だとも言われています。

 いずれにしても、早期発見のために、検診を受けましょう