2009年2月28日土曜日

がんフォーラム


2/27(金)



 講演開始2時間前ぐらいから、みぞれ混じりの雪になった。  天候が気になったが、こればかりはどうにもならない・・・



 しかし、会場はほぼいっぱいに埋まっていて、熱気が感じられるほどだった。 

 函館五稜郭病院の消化器科の 矢和田先生が基調講演と、フォーラムの座長をしてくれたので、会はたいへんスムーズに進んだ。  対がん協会の村田さん、保健福祉事務所の今井さん、町内の平沼さんと私をふくめた5人で、胃がん検診の受診率アップの提言を話し合った。  

 町長のコメントもあり、また会場からも質問が出るなど一回目の開催としては評価されるとおもう。


 まず出席した町民の方々が、がんというものを少しでも理解し早期発見」のための検診をうけるように腰を上げ、だい一歩を踏み出すキッカケになってくれればとおもっている。


 行政、医療機関(検診)、住民の三者が互いにいい連携をとって、取り組んでいかねば受診率の上昇は望めないものとおもう。  これからが大切です ネ

2009年2月27日金曜日

喜寿



2/27(金)

 わたしの恩師から一冊の本が贈られてきました。 


 謹呈 喜寿記念 菊池浩吉 『藻岩山麓記』 と題した117ページの立派な本であります。

 先生は、40代の若さで札幌医大の教授になられた。 わたしはその2年後ぐらいしてから、先生の専門である病理学の講義を受けました。 医大に入学して4年目の時でした。 その後卒業して2年目から4年間も先生の教室でお世話(大学院)になっていたが、不肖の弟子でした。 

 先生は、教授そして学長となられ、札幌医大のため多くの業績を残しておられます。 この本は、定年退職後の15年間の挨拶,講演の記録、書簡、随想などの中から80編を取り上げていて、あくまでも親しい方がたへの私的な報告書だといいますが、文章は簡潔で、しかも随所に先生の優しさと仕事への厳しさが読み取れるもので、当時の仲間と苦労した時代を昨日のようによみがえらせてくれました。 

 先生、奥様 いつまでも お元気でいて下さい   北海道最南端の地よりお祈りしております ヨ
 

2009年2月26日木曜日

いずみ欄

2/26(木)
 今朝の道新の『いずみ』欄は、札幌市の和田美穂さんの「お父さんへ」という共感を呼ぶ投稿記事だった。 『いずみ』欄は、女性の読者からの投稿を載せているもので、いつも気になって読んでいるページです。 

     和田さんのお父さんは、がんのために先月亡くなった。 54歳という若さ
     で、酒もタバコもやらない仕事一途のひとだった。 ある時、自宅のテー
     ブルの上に千円札が落ちているのを見た和田さんは、自分のものだと
     とっさにウソをついたが、悪いと思って間違いだと訂正したが、その時優
     しいお父さんからひどくお尻をたたかれた。 たたかれたのは、人生で
     その時の一回だけだった。 そのことでお金の大切さを父から教えられた 

という内容です。

 わたしの母も50代という若さでクモ膜下出血で亡くなった。  母は8人兄弟の次女だったので、尋常小学校の授業は妹弟の面倒をみるためにおんぶして受けたので、教室の外にいることが多かったそうです。  卒業と同時に、松前町のおおきな商家に奉公にだされた。  学歴のない母は、すべてに苦労したそうで、お金のこともそうでした。 ある時、誰もいない居間のいつも掃除をしている所に小銭がおいてあったそうです。 大金でもないので、とも思ったが、気ずかないふりをして、そのままにしておいたところ、そのことがきっかけで奥さまにたいへん気に入られたという昔話を、小さいころ炉端でよく聞かされた。 

 テレビもない子供の頃のことで、そうした体験談は子供の心にも何らかの教えとして、砂に水が浸み込むように今でも深くしっかりと入り込んでいるんです。  教育もなく貧しかった母だが、生きていく術というものを、仕事をしながら獲とくしていったんだと思います。 

 わたしは、今でもそうした母を知っているという患者さんにときどき出会います。  生まれ故郷で開業したからこそ味わえる、最高の出会いだと感謝しています ヨ
  (写真は、せっけんで作った花です)

2009年2月24日火曜日

町史研



2/24(火)
 やっと吹雪も一段落して・・・だが、冷え込むこの頃です。

 福島町史研究会の総会が、今日おこなわれた。  今年の会員は15名でスタートとなった。
  
 昨年は、会員がそれぞれ発表原稿を持参して、6回の例会を持つことができた。  おのおのよく調べまとめた立派な発表でした。  会報 『永』 に掲載していく予定です。 
 今年も、また昨年同様に会員の発表を主とし、現地への調査なども取り入れながら、事業運営していくことになります。  

  ところで、むかしの生活民具にも懐かしく良いものがいっぱいあります。 写真の下は、アイロンです。  上はわかります カ? 
 
 

2009年2月22日日曜日

歩くスキー




2/22(日)

 今朝も除雪に悩まされた。  

 近所のみなさんは、朝早くから活動しています。  歩くスキーの講習があるはずで、それに参加してみようと考え急いでいたが、自宅を出るまでに除雪にエネルギーをだいぶ消耗した。

 遅れて行った会場には、誰もいなかった。 ちょうど雷鳴も聞こえていたから中止されたのだろう。  それにしても今朝の新雪は、水分を多く含んでいる重たい雪で、歩くにも結構苦労した。  

 一年前、北大の川初先生が当町で、ウオーキングの講演をしてくれた。  ストックを用いるノルデックウオーキングを、その歴史から効能まで詳しく解説してくれた。  ストックなしのウオーキングでも、歩き方( 歩くロボット ホンダのアシモのような )に工夫をすることで、からだに優しい割りにエネルギー消費の多い適切な運動になると強調していた。  川初式と名づけてもいい歩行法と思う。

 もちろん今朝のウオーキングは、川初式をした。  昨夜、同級生と会食して貯めたカロリーの大部分は使ったはずだが、どうだろう カ

 (写真はウオーキング講習を予定していた町内の公園)

多喜二


2/20(金)
 昭和8年の今日は、小林多喜二が特高の拷問で獄死した日です。

 先日町内で、映画『蟹工船』(1953年、山村聡監督)が上映され、町内外からたくさんの観客がトンネル記念館シアター室にあつまった。  若き日の河野秋武や森川信も懐かしく、悲惨なクライマックスまでアッという間に過ぎていった。 団結がキーワードで、モノクロ画面の一時間半は当時の過酷な労働環境の様子を余すことなく描き出していた。  

 わたしが中3の時、当時の担任が教室で昼食を食べながら、将来読むこともあるだろうからと、小説『蟹工船』の一節 「おら これから地獄さいくだ・・・」を読んで聞かせてくれたことが妙に記憶に残っていて、何年ぶりかで想い出した。  
 
 これから社会の荒波に向かって出ていかねばならない少年達のことを親身に思ってくれていた先生だったんです ヨ

2009年2月21日土曜日

横綱健康体操

2/21(土)

 今朝は昨夜からの低気圧の影響で、この冬久しぶりの猛吹雪の一日だった。 朝からの除雪で大忙しの人も多かったはずで、筋肉痛に悩まされているでしょう。

 昨夜、町内で Kさんの平成20年秋の瑞宝双光章叙勲の祝賀会が行われた。  長年の消防事業への貢献が認められたもので、友人・知人や家族を含めた関係者が、お祝いのためにたくさん集まり、和やかな会となった。  健康だったから、公の活動を60年以上も続けられたのでしょう。

 今朝の道新に、『横綱体操』で元気に という記事が載っていた。 こどもから高齢者まで気軽にできる体操は、メタボ対策や高齢者の筋力低下防止につながるものと期待されるところです。 

 『健康』についての高い意識を、町民ひとりひとりが永く持ち続けられたらいいです ネ

2009年2月18日水曜日

教育絵手紙ーロビー展






















2/17(火)

 札幌で開催されているロビー展の模様が入手できたので、少しですが公開します。 今月26日まで開かれてますので、是非ごらんください。

2009年2月16日月曜日

健康だよりー3




2/15(日)

本日、健康だよりー3を発行し、「からだを知ることで健康はみえてくる」 をサブタイトルとしました。





 いきいき健康生活は、肥満について述べました。 りんご型となし型があり、生活習慣病の発病に強く関係している りんご型(内臓脂肪型肥満) が指導、治療対象になります。 このテーマは、今後も何回かに分けて記事を書いていく予定です。 シリーズ全体を通して「肥満が健康寿命に及ぼす影響」をわかりやすく解説できればと考えております。
こどもの急病は、冬場に気をつけてほしい嘔吐と下痢(ウイルス性胃腸炎)について述べました。
ガンのはなしはガン細胞の発生(細胞分裂のミス)とそれを監視し、攻撃するからだのしくみについて述べました。

今月27日に開催される  『福島町がんフォーラム』 の案内記事も載せており、当日おおくの町民が集まってくださることを祈念しております。

2009年2月14日土曜日

エコロジーチョーク




2/13(金)

 ニュース番組は事実の報道がいのちと言われるが、事件・事故ばかりではなく、丹念に取材した企画ものにも視聴者の心をうつ、いい話がある。

 日本理化学工業株式会社(川崎市)の会長 大山泰弘さん(76)は、S35年から重度障害者の雇用にチャレンジし、「障害者と社会をジョイントする」を経営方針にして、チョーク作りに励んでいる。  学校などで使われているダストレスチョークの製造元です。  最近では、北海道のホタテの貝殻を配合し、粉のでないエコロジーチョークを開発し、環境対策にも一役かっている。

 その大山さんの原動力は、『働く幸せだといいます。 

 人の幸せは、「愛されること」、「ほめられること」、「人の役に立つこと」、「人から必要とされていること」 の4つで、働くことで少なくとも 3つは手に入ると報道ステーション(2/13)のインタビューに答えていた。  会社は、従業員74名のうち、54名が知的障害者で、創業当初からの人もいるという。

  昨年のサブプライムローン関連の影響で、日本でも雇用不安が広がり、解雇・内定取り消しなど大きな社会問題に発展していて、働ける場所がどんどん少なくなってきている現状です。  そんな中での、ホットする話ですよ ネ

2009年2月11日水曜日

薄毛


2/10(火)


今日は、薄毛について。  頭髪の毛は、約10万本あります。


薄毛の原因は、 悪玉男性ホルモンと 毛周期の変化 と言われています。

主に、男性の前頭部~頭頂部にかけての皮脂腺から分泌される還元酵素が、男性ホルモンのテストステロンをジヒドロテストステロン(DHT)に変え、そのDHTが同部の毛根に働いて脱毛が引き起こされます。  このDHTを、悪玉男性ホルモンと言います。


毛髪の耐用年数(毛周期)は、5~6年です。 ふつう毛周期は、3~4カ月の休止期に始まって、2~6年の成長期のサイクルをしている。  人では、一生の内に20回ほど繰り返すといいます。  それが、数ヶ月~1年くらいの短い周期を繰り返すようになると、脱毛が目立つことになります。

したがって、治療はテストステロンの男性ホルモンをDHTに変化させる還元酵素を阻害する薬があればいいわけで、その薬がプロペシアという名前で発売されてます。  効果は、半年ほどで表れてくると言われてます(80%)。  フサフサはになる人は、2割程度もあるそうです。  ただ続けなければ、効果は薄れてきますし、医療保険が効かないことも難点です・・・


それにしても、赤ひげの頭髪は豊富でしたね。  顔のひげが濃い人は、頭髪は薄毛の人が多いと言われているのです ガ

2009年2月8日日曜日

ロビー展

2/8(日)

 窓口ロビー展の『教育絵手紙展』が、雪まつりで賑わっている札幌で行われている。
2月6日~2月26日までで、札幌絵手紙の会の主催です。 神原秀紀(札幌北高校の先生)さんらは、多くの来場者をお待ちしているとのことです。

小説家


2/7(土)

 学校の先輩に有名な小説家がいるが、自分にとってはあまり自慢にもならない。

 大学では渡辺淳一、高校では宇江佐真理(うえざまり)です。 渡辺先生(整形外科医をしていた)のことは、直木賞作家でもあり、今も次々と話題作を発表して文壇の大御所として良く知られているし、宇江佐さんもたいへん人気のある作家です。 
 
 宇江佐さんは、学年では一つ先輩なので、ひょっとして廊下ですれ違っているかもしれないと思うと、妙に身近に感じられて、会って話をしてみたいと思うようになった。 しかし、福島白楊会で講演をお願いしようと考えたが、ふられてしまった。
 
 彼女は、高校生の時に、吉行淳之介(小説家)の写真を見て、くらッときて、恋をしてしまったそうです。 作家になっても、彼の作家処世術に倣うところが多いそうで、5つの術の内の一つに、講演をしないが入っている。 ちなみに、あとの4つは、テレビには出ない対談の機会を多く作る税務署への申告は自分でするよい小説を書く だそうです。 

 宇江佐さんには、雑用に捕らわれずに、もっともっと作品を執筆してほしい。 直木賞候補に6回もノミネートされるも、受賞に至らず、残念ですが・・・。  
 それでも、小説家となった彼女が一番嬉しかったのは、本が自由に買えることだそうです。 本代が経費として認められているからです。 
 
 自称(?)小説家を名乗る人が増えるかしら・・・ネ
 

2009年2月6日金曜日

赤ひげ


2/5(木)

 黒澤監督の名作『赤ひげ』が、NHKの“あなたが選んだ黒澤アンコール”で、全作品中 第2位となり、今日再放送された。
  
 江戸時代の小石川養生所を舞台に、赤ひげ先生と言われて患者から慕われている医師(三船敏郎)の生き様と、長崎帰りの若きエリート医師の保本(加山雄三)が、実際の医療の現場で直面する様々な困難や悩みや苦しみを通しながら、患者の “いたみ” をわかる医師として少しづつ成長していく様を、重厚なタッチで描いている作品です。 
 何度目かの再放送だったが、観るたびに少し感動が違うように感じる。 
  今日 気になったのは、元蒔絵師の六助(藤原鎌足)が、すい臓がんに侵されて沈黙のうちに(うめき苦しみながらだが)、死んでいった場面です。   黒澤は、はじめて臨終に立ち会う保本に向かって、  ~人間の一生で臨終ほど荘厳なものはない~  と、赤ひげ先生に言わせている。  しかし保本は、その場にいたたまれず、逃げてしまう。 学問と、厳しい現実の違いを痛いほど思い知らされたのです。


 医学の技術、学問の進歩は、今と江戸時代では大違いだが、人を思う気遣いや優しい気持ちは変わらない。 地域医療での医師不足が叫ばれている。 心ある医師は・・・ (1/25地域医療)

 

2009年2月5日木曜日

バドミントン






2/4(水)

 15~16年ぶりに、バドミントンのラケットを握った。
 案の定、足が思うように前に出ない。 ポイントのルールも変更していて、しかも練習したとたん、ラケットのガット(糸)が切れてしまって、散々だった。


 各都道府県に医師会があり、北海道にも北海道医師会があって、そこで出している『北海道医報』という雑誌がある。 その2月号に、日本医師会副会長の宝住与一さんが、特別寄稿で「年令」という文章を書いている。 
 その中で、“誤解しがちな体力テスト”という論文の紹介をしながら、体力ということについて述べている。 
 スポーツ振興法に基づいて、昭和42年に文部省が作成した「壮年体力テスト」にそもそもの誤解の出発点があるそうです。 垂直とび、反復横とび、握力、ジグザグドリブル、急歩のテストそれぞれに1点から20点の得点を与え、合計点が多い人程、体力が優れているとしたテストでした。
 したがってこのテストは、運動など行動の場合の体力(行動的体力)であって、病気や故障に対する抵抗力の(防衛体力)とは違うものということです。 テストの結果がいいからといって、防衛体力まで若いわけではないということです。  


 スポーツも適度にするのはよいが、やりすぎるのはよくない、体は消耗品だ、ということです。 年相応な運動、活動がよろしいようです ネ

 

2009年2月4日水曜日

節分




2/3(火)

節分の豆まきをした。 福は内です ヨ


 


 

2009年2月1日日曜日

同窓会




1/31(土)

 今晩、高校の同窓会『福島白楊会』が町内で行われた。

 函館中部高等学校の卒業生で、福島町に在住している者を対象に、平成11年に設立された会です。 
同窓生相互の親睦を図り情報交換をすることにより、微力ながら町の発展に寄与できればというのが、設立当初の思いでした。 
 20名で始まった会も、平成15年からは、松前町に在住している同窓生にも参加していただき、現在50名以上の会員対象者となっています。
 
 今年で、会の設立満10年となり、ここまで少しずつですが会が大きくなり、やってこれたことが嬉しく思います。 今年、熊野新会長のもとで10周年の記念事業を計画しています。 

 懇親会では異業種の人と、高校時代の思い出などに花が咲くとともに、現在の仕事や交友関係の話などに思わぬ発見やヒントを得ることがあります。   アルコールの量はふえます ネ