「向日葵の会」田口祥子 |
今年の正月は在宅の患者さん達も症状が安定している方が多かったので、久しぶりに会う患者さん達は、みな良い笑顔をしています。 年末に退院したSさんは、ニコニコ顔です。 年末に顔が腫れてゼーゼーした咳をしていたFさんも足のむくみがとれて、スッキリした満面の笑顔で迎えてくれました。 血糖の数値を気にしていたAさんも、思いのほか安定した検査結果にホットした様子。 関節の痛みもなく、発熱もでなかったSさんは、介護入浴ができた喜びを語ってくれました。 みなさん、お身体の具合がとっても良くって新しい年を迎えられて安心しました。
そして今日は、「鏡開き」・「蔵開き」の日でもあります。 鏡開きは地方によって日が違いますが、正月に年神様に供えた鏡餅を雑煮や汁粉にして食べることで一家の円満を願うという行事です。 蔵開きは、商家などで新年初めて蔵を開き、商売繁盛を祈る行事で、江戸時代に大名が行った米蔵を開く儀式が起源だと言われます。
ですが、「蔵開き」を「iGoogle」で検索しますと「蔵元」に関する事例が多く、日本酒の蔵元さんが新年にあたって、新酒を飲んでいただこうという酒蔵を開く催しになっています。 有名な蔵元にたくさんのお客さんがつめかけて、新年をおおいに祝おうということで、おめでたいことです。 その中に、『杉下右京の事件簿』からの引用もありました。
TVの有名なシリーズ「相棒」のドラマで活躍する杉下右京が、ドラマの休暇中にスコットランドに行った時の話として『霧と樽』という題の小説中にでてきます。 50年物の熟成したシングル・モルトの「鏡開き」が行われると聞き、右京はその地方のある小さな蒸留所を訪ねた。 その蔵開きの当日、鍵を開けて蔵にはいると一つの空の樽が転がり落ちていて、その中から虫の息の状態で職人頭が発見された。 結局彼は、病院への搬送中に死んでしまったことから殺人事件と判断され、地元警察の捜査が開始されていくというストーリです。 特命係りの右京さんが、いかに事件に関係していくか(解決していくか)は、小説を読んでのお愉しみということです。
そのシングル・モルトのウイスキーは、大麦の麦芽だけからつくられたもので、日本ではサントリーの「山崎12年」が1984年に発売され、よく飲まれていたようですが、一時他のアルコール類に押されて売れ行きが伸び悩んでいました。 が、最近では「ハイボール」人気に煽られて、うなぎ上りに売れているらしいんです。 勿論、わたしも専らハイボール党です ガ