2008年11月17日月曜日

講演会

11/15(土)

 渡島医師会の研修会として『糖尿病』の講演会を森町で行なった。
講師は函館市内の公立病院の H先生で、日頃から紹介した患者さんの診療情報をていねいに書き送ってくれているとうりの、人柄のよく現れたいい講演会だった。
 糖尿病患者の診断*治療経過を診るうえでの貴重なアドバイス、情報を得た。

 感謝!

11/16(日)

 NHKスペシャル『病の起源』は、糖尿病~想定外の贅沢~だった。
今 日本では、予備軍と呼ばれる人も含めた糖尿病(DM)患者は 1870万人と言われている。 ただ日本のDMの75%は肥満ではない。
 アフリカで誕生した人類は、1万3千年前に今の中近東あたりの肥沃な三角地帯で農耕をはじめてから、ヨーロッパ方面とアジア方面におおきく進路を分けて進歩(進化)してきた。 北部のヨーロッパでは牧畜が盛んになり、日本をはじめとするアジアは、そのまま米穀中心の食生活だった。 日本人は、縄文時代から平安、江戸時代そして明治になっても脂肪摂取量は一日10グラム台であった。 したがって、食後の血糖を調整するため すい臓から分泌されるインスリンは少なくてよかった。 ところが今の日本人のそれは、なんと欧米並みの50グラム台になってしまっている。 インスリン分泌の少なくていい遺伝情報を持つわたしたちは、その事実を活かした暮らしの食生活をおくるべきで、とくにDM予備軍の該当者には食育を必要とすると思う。

 メタボ健診 なんだかおかしいゾ