2009年4月6日月曜日

入学式


4/6(月)

 入学式は小・中学校で行われました。  古い話になるが、「ピカピカの一年生」という流行語をご存じの年代は、どのあたりまででしょうか?  気になるところですが・・・


 明治15年(1882)3月25日、福沢諭吉は日刊紙『時事新報』に、肺病は遺伝病だから親子兄弟で罹るのは道理という論説を載せたそうです。  肺病は結核のことで、皮肉なことに、この論説発表の前日3月24日に、ロベルト・コッホがベルリン生理学会例会で「結核は結核菌によって起こる伝染病である」と報告しています。  TVやインターネットのない時代の情報ですから、無理もないことです。  当時の、人口10万人に対する肺病死亡率でみると東京は全国平均の3倍近い数値で、都市部にまず流行したようです。  

 それは、現代でも同じで、マンガ喫茶やネットカフェなどに集まる若者に感染が広まってるのが特徴のようです。  年間約2万人が新規発症するとも推定され、治療薬が開発されているとはいえ、撲滅への道のりはなお遠い現状といえます。


 「ピカピカの一年生」のCMをよく知っている年代は、コッホ先生の約100年後の世代ですよ ネ
   【切手(東ドイツ)は結核菌発見100年記念の小型シート】