2009年4月7日火曜日

笑い療法士

4/7(火)

「笑いと健康を考える」と題して、福島小学校の小杉智子さんが福島町学校保健会で発行している『学校保健だより』(H21年3月)に記事を投稿しています。  そのなかで、「笑い」の効用をいくつか紹介しています。  

例えば、脳細胞が刺激され免疫機能活性ホルモンが分泌され、身体の免疫力がアップし、NK細胞の活性化が促進され、ガンやウイルス感染症への抵抗力がつくことや、脳波にアルファー波が多くあらわれて、集中力・記憶力が高い状態に保たれることや、脳の記憶に関係している海馬の血流量が増して認知症予防にもつながるなど・・・です。
 「笑いには、暗くなりがちな患者やその家族の精神面をケアする効果と同時にNK活性効果もあるんですよ」と、2005年から『笑い療法士』の養成および認定もおこなっている高橋和江(日本医科大学准教授)さんは言います。  
  「笑いを提供するのではなく、笑いを引き出すことで患者に安心感を与えることが使命ですと、現在まで370人の笑い療法士が誕生しているそうです。  内訳をみると、まだ医療従事者が多いということで、患者と接するさいに「笑い」が重要視されているという証拠でしょうか。
 笑いは、漫才や落語などを連想しがちだが、立ち居振る舞いから話し方、醸し出す雰囲気など、自然に患者さんが笑えるような環境をつくることが医療者にも必要だということです ネ