2009年4月11日土曜日

言い間違い

4/11(土)





 この漢字を何と読みますか?   「弥栄」








 天皇・皇后両陛下の結婚五十年の祝賀行事で、宮殿「松の間」で首相が祝辞を述べた時、 両陛下のますますのご健勝と皇室の いやさかえ を心から祈念し、国民を代表してお祝いの言葉とさせていただきます と言われたそうです。


 「ナンバン」を、わたし達は ナンバンエビ と読むことに慣れていますが、実は道内だけのようです。  エビは、「」・「海老」という漢字が普通で、「」の字は北海道だけのローカルだと、文化庁の『新常用漢字』の説明会で、早稲田大学の笹原宏之教授が発表したそうです。  道外では、地名や姓で使うことはあるが、生き物や食べ物で、エビを「」と表す文化はないそうです。  言葉には個性があってもいいといわれる時もあるが、放送や新聞などの公のときは常用漢字の適用となります。


 先の漢字の読みは、「弥栄 いやさかといいます。   ますます栄えるという意味ですから、祝辞で間違えることなど、あってはならないことです。  ましてや天皇陛下の御前ですから・・・。 


 言葉の使い方、言い回しなど、文章を書いてみると、あらためてその難しさを思い知らされます ネ
4/13(月)
上の「日記」記事への投稿がありましたので、紹介します。  弥栄は「いやさかえ」と読んでも間違いではなく、マスコミ記者の不勉強の方が問題で、しかも誤報の謝罪もしていないという内容のものです。 わたしはと言えば、YAHOO辞典(大辞泉、大辞林)で、「いやさか」で検索したら 弥栄 となり、「いやさかえ」での検索は該当なしだったので、4/11付けの新聞報道が正しいと判断して記事を書きました。 今回この問題でいくつかのブログを読むことができましたが、「今回のことは、日本人の国語力向上に貢献しているのかもしれない・・・」と発信している人もおりました。