松前「向日葵の会」田口祥子 |
と言いますのも、「社団法人 渡島医師会」は現在、制度移行途中で、特例法人ということになって活動しているのです。 それを、H25年11月30日までに、「公益社団法人」か「一般社団法人」のいずれかに決めなければ、会は解散、財産(剰余金)は没収となるのです。
「公益」か「一般」か、どちらが良いかと言えば、その法人の事業活動の内容によると思います。 不特定多数を対象に、広く活動を行っていれば、「公益」が有利でしょう。 函館市医師会は医師会立病院と血液検査センターを運営しているためか、「公益」」を選択しました。 全国に先駆けて決定しました。 所得税の優遇や外部からの寄付についても寄付者が所得控除されるなど利点が多いのです。
しかし、運営に関して「18項目」にのぼる厳しい注文があり、初回の決定の際ばかりだけでなく、毎年監督官庁の行う監査の際にも、チェックされます。 もし違反するような事項があれば、会は解散させられてしまいます。 「一般」は、そういった厳しいチェック項目もなく、従来どうりの運営ができます。
渡島医師会は「一般社団法人」を選択するため、新しい定款を作り、関係庁へ申請しなければ、4月からの新年度に間に合わなくなり、会計年度が揃わなくなってしまうため、今月の5日に総会を開き、会員の承諾を得たと言う訳です。
会計項目も大きく変わって、予算書も随分と見やすくなりました。 厳しい縛りがなく、各事業もよりやりやすくなってくると思われます。 会のためには良いことだと思います ヨ