2011年11月21日月曜日

道南医学会(H23)

今年度は、初の試みとして土曜日の午後2時からの開催となった「道南医学会」は64回目を迎えました。 函館市内のRホテルの3会場で72の演題が効率よく発表されました。 

中でも、北三原クリニックの岡田理事長が発表された『開業医が求める地域連携』という特別報告を大変興味深く聴きました。 地域のかかりつけ医が病院の専門医とIC(インターネット)を介して診療情報を共有するという試みは、広範囲の医療圏の道南地域にあっては今後運営次第によっては強力なシステムとなりうることでしょう。 患者さんのメリットも多いものと思われます。 
「なご美会」熊谷正春

実際に北三原クリニックでは、病院から退院する患者で在宅療養に移行する場合、必ず「退院前カンファレンス」を行って、患者・家族と共に両主治医、看護師、ケアマネなどスタッフみんなが顔を合わせるそうです。 そうすることによって、患者が在宅で療養していく心構えなども構築されていくようですし、家族も覚悟を決めるみたいです。 在宅医療は医療側も患者側もお互い大変なんです。

「オガクリ」も最近、『MedIka』を始めました。 函館市内には、他にGネット、Cネットなど各総合病院毎にICネット連携網を持っています。 『メディカ』は、道南100以上の医療機関が参加しているネットで、入退会が楽にできる(?)と言われてますが、使い勝手の良いシステムだと思います ヨ