2011年12月12日月曜日

どぶから油

A;寧波市 (Googleより)
先週末は函館に一泊となった。 ある祝賀会がそのホテルで行われたため、インターネット予約しておいた。 

朝、部屋でいつもとは違う新聞(中央紙)を手に取ってみると、「どぶから油、食卓へ」というチャイナ ルポが一面を飾っていた。


どぶからでる油が食卓に出回っているー。 10年ほど前から福建、重慶、西安などで報じられてきた疑惑が、今回9月の中国公安省の捜査で裏付けられたという記事です。 消費者の不安が現実のものとなったわけです。 

淅江省寧波から車で約1時間の寧海県郊外の畑の一角で「地溝油(ティーコウユー)」(どぶ油)が作られていた。 寧海県から50キロも離れた村で農業をしていた夫婦は7年前、知人からもうかる仕事があるからと誘われた。 深夜、町のホテルやレストランを回り、調理室につながる排水溝のゴミを集め、釜で4時間ほど煮詰め、浮いてくる油をすくい取る。 その油は山東省済南のバイオディーゼル工場で不純物を除去され、河南省鄭州の業者が食用として販売していた。 

地元紙によると、経営者は月平均500トンの地溝油(どぶ油)を生産し、25万元(約300万円)ほどの利益を上げていたそうです。 四つ星ホテルなどにも納品されていたというから恐ろしい話です。

ルポはさらに続き、広東省の東莞と広州を隔てる川のほとりの倉庫で病気で死んだ豚の肉でベーコンが作られていたとか、同じ広東省の珠海郊外の畑では使用禁止の有機リン系の農薬ポレートを使って大根を栽培していたなどの内容です。

これに対し、中国政府も黙ってはいません。 中国当局が昨年検挙した食の安全をめぐる事件は13万件に上っていることから、食品安全法を施行し、監督強化や基準の統一を図るとともに損害賠償額を10倍にあげるなどの対策も進めている。

食の安全は、即「健康」に反映されるだけに、僅かばかりでも疎かにできないことです ネ