北海道の阿寒湖に生息している特別天然記念物のマリモが、実は渡り鳥(?)によって、主に北半球にある多くの湖に運ばれて生息しているということが釧路市教育委員会の若菜勇マリモ研究室学芸員らの遺伝子解析によって明らかになったという記事が、昨日の道新朝刊に出ていました。
つまり、日本国内はじめフィンランド、アイスランド、アメリカそしてサハリンなど34箇所の湖沼のマリモの分析から、北半球200カ所余りで生息が確認されているマリモの全てが「阿寒湖のマリモを起源とする」ということが解ったのです。 素晴らしい発見だと思います。
渡り鳥のコハクチョウやカモ類などの胃の内容物からマリモが確認されており、13万年前頃から各地へ広がったと考えられるそうです。 10年以上も前からマリモ研究をしてきた若菜さん(54)は「阿寒湖が世界中のマリモの古里ということに驚きを感じる・・・」と述べています。 きっと物凄く感慨深いものがあるということでしょう ネ