2011年12月19日月曜日

島の医者

「向日葵会」早瀬信子
道新の日曜朝刊の三面記事に、ある島の医師の話が載っていた。 道立天売(てうり)診療所に9年間勤務していた相原正彦(56)先生は、病に侵された為に札幌の病院へ転院して治療を受けています。 

医師一人に、看護師、事務員の三人体制でやってきた診療所は、今回の相原先生の無念の離島のため医師不在となり、診療所の継続が危ぶまれたが、道は当面の間、留萌市立病院や札幌医大などから交代で医師を派遣する方向で調整しているという。

神奈川県の循環器専門病院の副院長からの転身だった相原先生は、高度な設備もなく、診療は聴診器と五感が頼りで、「竹やりを持って戦に出ているようなものだった」と回想している。 頼りのフェリーが冬になると頻繁に欠航するため、一刻を争う急患搬送などではとても苦労したそうで、離島ゆえの診療の難しさを抱えた過酷な9年間だったとも振り返っています。 ほんとうにご苦労様と言いたいです。


財団法人日本離島センター(東京)の2009年の統計によると、日本国に人の住んでいる島は310島あるそうです。 多いとみるか、こんなもんだと言うかはわかりませんが、わたしはその数に驚きました。 そのうち、常勤の医師がいるのは147島、非常勤医のみが47島で、残りの116島には医師はまったくいません。 つまり約4割の島に医師がいないという現実です。

これらの「無医島」には、近隣の医師が巡回して診療にあたってくれているそうです。 道内では、奥尻、天売、焼尻、利尻、礼文の5島には医療機関があり、今回の天売島以外のところには常勤医がいますから安心です。 が、それでも実情は色々と難しいこともあるようです・・・ ネ