2011年10月9日日曜日

頭の良いカラス

今日は、「函館ドクターズ」ラストコールが北海道カントリークラブ大沼コースで行われました。 連休の中日なので、出場するかどうか迷ったあげく結局参加しました。 

抜けるような青空となった午前8時頃、クラブハウス横のパッティング練習場での出来事です。 朝買ったばかりのカラーボールオレンジ色で、パットを打ちはじめたら、直ちに何処からともなく1羽のカラスが飛んできて、そのボールをくわえ始めたのです。 「こら~」と声を出す間もなく、スーと飛んでいってしまった。 何と言うことでしょう! 

今までもボールを獲られたことはあったが、すべてコース内でプレイしている時のことで、今日のような事態は初めてのことです。 

もう一度、気を取り直してカラーボール(オレンジ)をパッティングしました。 すると、またスーと飛んできたカラスが、そのボールをくわえて持ち去ってしまいました。 2個ともです。 ああ~、何と言うことでしょう!!

今日のゴルフは出だしからケチが付いてしまったので、最悪を覚悟しなければ・・・と思いました。 

プレーが始まってからは、「ま~何とかなるさ」と言い聞かせながらリラックスを心掛けてラウンドしました。 そのうちにやっと身体もほぐれティーショットも安定しだした頃に、今回無理しても参加することになった「いわくつき」のホール(H)へとさしかかりました。 

3ヵ月程前のあるゴルフコンペにさかのぼります。 年一回の「北海道ドクターズゴルフ大会」が函館地区の当番で、この大沼コースで行われました。 わたしも参加したんですが、結果はひどいものでした。 アウトの16番Hで池に3発ボールを落としたためです。 ですからラストコールの今回、何としてでもそのリベンジをしたいと思い出場を決意したのです。

今日の16番Hは、3打目を池のやや右手前に置くことに成功し、残り150ヤードの池越えの4打目は7番アイアンで打った。 ボールは低くでて、グリーン右横のガードバンカーにつかまった。 ちょっとあごのある難しいバンカーショットとなったが、上手く打つことができて、ピンの左奥1.5メートルにつけることができた。 5オンです。 パットは、下りのスライスラインです。 速いグリーンだから、パットはカップからボール1個半づらしてうった。 ボールは、旨い事スライスし、カップへ向かったと思ったら、スーと吸い込まれてくれた。 

ワンパットの6打(ボギー)ですから、わたしにとっては上出来です。 リベンジできたと言っていいと思います。 課題を克服してのホールアウトでした。 今日の天候と同伴者に感謝です。 ただ、からすだけは許せませんが・・・。


もう、20年以上も前の話ですが、福島町のNさんというゴルフ好きの人が、大沼国際カントリーゴルフ場でプレーをしていたら、やはりカラスにニューボールを持って行かれたというトラブルが発生したそうです。 当時のボールは大変貴重で高価だったと思うのですが、プレー終了後にフロントへ苦情を言ったそうです。 「ここのゴルフ場では、カラスを飼っているのか?」と詰め寄ったらしい。 Nさんは恰幅の良い人だら、さぞかし迫力があっただろうと想像できます。 結局、支配人はボールを何個か渡してその場を納めたという話があって、今もゴルフ仲間の中では懐かしい想いで話となっています。

勿論、今日の出来事については、わたしは何も言いませんでした。 言っても「カラスの勝手でしょう」と笑われるだけでしょう。 カラスがくわえて持っていくボールは“ニュー“に限られているようです。
カラスは色彩はわかるのか?  調べてみなければならないでしょう。

何日か前の道新新聞にカラスが道路にクルミなどの堅いものをわざと置いておいて、車にひかれさせて細かく砕き、そのあと食べに舞い降りてくる決定的な瞬間を連続で撮った投稿写真を載せていました。 

ですから、カラスはとっても頭のいい鳥なんです。 朝のゴミステーションでも悪戦苦闘する住民たちの困惑した場面がしばしば見られますよ ネ