「なご美会」大津令子 |
昨年の3・11の東日本大震災の教訓を生かすべく、当町の防災の現状と課題などについての質問が目立ちました。 一年前の大震災では津波の被害が海岸線で起きたため、当町も同様な被害が起きないだろうかという懸念がありますが、ここ福島町は地形的な理由からか大きな津波被害は今までなかったようです。
わたしが小学3年生の時のチリ地震による影響が一番記憶に残っているものでしょうか。 その日はすばらしく天気のいい日で、今まで海の中で見えなかった前浜の磯岩や港の海底の土がすっかり顔をだして魚や海藻など手づかみ状態というところまで海水が引いてしまったのです。 海の底を下駄を鳴らして歩くなんてモーゼの「海割り」のような光景だったと、後で家族から聞きました。
ところが、一度引いた海水は、次に元の海面にまでもどるわけですが、その時のスピードが恐ろしく早いと大きな波となって、元の海面の何倍もの高さにまでなって襲ってきます。 それが大津波です。 本当に予期せぬ水の威力が全てを飲み込んでしまいます。 何度もTVでみる3・11の津波の映像が目に焼き付いて離れません・・・。
ここ福島町は「海底トンネル」で青森の三厩と繋がってもいますので、地震そのものもあったら大変なことになります。 幸い、「オガクリ」も建っている館崎という地域は、その名のとうり岩盤のしっかりした岬の地になるので、その下の海底を掘ったトンネルは強固な岩盤に守られていると思います。
そうした地震・津波被害の少ない福島町を東京でもPRしようとアンテナショップをだし、大いに売り出したいと思いません カ