「なご美会」熊谷正春 |
ポルトガルのビラモウラで行われている女子の国際大会「アルガルベ・カップ」で、なでしこジャパンは決勝でドイツ相手によくも善戦してくれたものだと感心します。 前半の早い時間帯に立て続けに2ゴールを奪われた時は、チームの柱の澤選手も出場していないから、もうダメかなという気持ちになって観ていました。
ところが、かえって2ゴールを決められたあとからは、ドイツが後ろに引き始めたのか、日本のパス回しが上手く行き始めたのか、いづれにしてもゲームの展開が面白くなった。 それまでFWにボールがなかなか通らなかったものが、一瞬のパスが川澄選手にわたり、落ち着いて彼女が蹴ったボールはゴールポストを揺らした。 とても綺麗なシュートシーンでした。
その後、良く攻めて同点にしたことは、彼女らの自信に繋がるものです。 2-3と後半のタイムアップ寸前に勝ち越され、万事休すと諦めたにもかかわらず、永里がキーパーとの混戦の中から同点ゴールを決めた。 最後まであきらめないという闘志が選手一人一人を動かしたものだろうか。 準優勝の結果はロンドンオリンピックにつながる成績で、彼女らは胸を張って帰国して欲しいと思います。
今回の大会はスポーツ観戦の醍醐味を味わったすばらしいゲームだった ネ