2011年8月12日金曜日

永田文庫

今日は朝から何となくソワソワしていたかも知れない。 たぶん職員の誰かは気付いて居ただろう。

現在札幌に住んでおられる、「福島町史研究会」の顧問の永田富智先生が当町へ立ち寄られ、会員との懇談の場を設けて頂けるということになっていたからです。 と同時に、長年集められた膨大で貴重な資料を含む先生の蔵書が当研究会へ寄贈されたため、それを記念しての集まりでもありました。 「永田文庫」と名付けられ、福祉センターの一室で閲覧できることになりました。

一昨年、松前町で会ってから久しぶりという会員もおり、本当に懐かしいひと時を持つことができました。 ここ数年は、かなり重い病に悩まされ、たいへんな闘病生活を送られただけに、きょうの再会はとても嬉しいことでした。 話す力も、しっかりされ、話す内容も、福島の士族について調べ、以前福島大神宮の土砂崩れの時に出土したさまざまな文書類を研究し、ここ福島村で晩年を過ごした松前広長「福山秘府」の作者)の別荘(清音館)のことなどを調べ上げるようにというもので、今後の当会の研究の道しるべを語ってくれたように思いました。

永田文庫は、閲覧は可能だが、貸し出しなどについては、図書室との兼ね合いもあり、今後のこととなります。 教育委員会が蔵書の保管場所を福祉センター内に確保してくれたため、町民のどなたでも利用できるということで、非常によかったと感謝しています。

さて、懇談会の後、永田先生と娘さんの谷口宏子夫妻も同席して、喉を潤すためスナックへ会場を移したところ、永田先生が軍歌を数曲唄ってくれました。 今までの病状を思えば、何と言う健康回復なんでしょう。 みんなビックリし、拍手喝さいで夜は更けていきました。 

今年87歳です。 米寿のお祝いの事を考えましょう ネ