「野菜捨てるなら私に分けて」と東北大学の川島先生が訴えています。(3月24日)
川島隆太教授(51)は、「脳トレ」ブームを巻き起こし、さらに「早起きと朝ごはん」運動を進めた結果、高齢者の認知症予防から子供たちの学力向上の効果までも引き出すことができることを実践してきました。 川島教授の研究所は仙台市青葉区にあり、津波の被害はなかったものの、電気以外のライフラインは止まったままで、水も給水車に頼っている状況だと言います。
川島教授によると、現在宮城県などで観測されている放射線量は1時間に0・2~0・3マイクロシーベルトのところが多く、もしもこのままの状況が1年続いたとしても被ばく量は0・3×24時間×365日=2628マイクロシーベルトになります。 これは自然に暮らす中で大気などから浴びる年間量と変わらないので、今の大気や食物などの放射線量では人体に影響はないと強調しています。
今回は、不自由な生活を強いられている中、拡散する放射性物質に関する「風評」に科学者として声を上げたというわけです。 現在問題となっているのは「ほうれん草」や「牛乳」だが、今後、海や大地のさまざまな食物にも波及することでしょう。
その時、正確な情報を開示してもらい、「食の安全」を守ってもらいたいと切に望みます ヨ