英五さんの絵ハガキ |
突然押し掛けて一方的に伝えたわたしの頼み事のために、忙しいお仕事の合間をぬって探してくださったと思うと感激です。
「円空に関する資料はあまりなく、アサヒグラフに記事がありましたので・・・、英五さんのスケッチもコピーしました・・・。」という奥さまからの絵葉書も添えられていました。 (右のハガキ)
送られてきた「アサヒグラフ」は1981年5月号で、「放浪のフォークシンガー 河島英五みちのくを走る」と題した記事が載っています。 その年の4月に東京を出発した河島英五さんが北海道に渡るまでの東北をバイクツアーしている前半の様子を記事にしたものです。 愛車カワサキZ400FXに乗った英五さんが、八甲田山の雪がとけた町や村々を颯爽と駆け抜けて走っている。 行く先々でミニコンサートを開き、人と人との出会いを大切にしたと話す英五さんは、円空仏は素朴だから好きだとも語っている。
「仏は下から見上げるとみんな笑っている なぜかな」と、飯も食わないで二百五十キロ走って恐山の十一面観音像をスケッチして来たと英五さんはいとも簡単に話す。 「描いてるうちにスーッと、とってもいい気持ちになった」と、コンサート開場でも円空仏のスケッチブックを開いて見せながら円空さんの魅力を語って歩いた。
“河島英五は、円空のように、素朴に素直に生きようとしている。 そのようにみえる。” と、アサヒグラフの記事担当の平池芳和さんは述べている。
円空さん、英五さん両者への想いは、人それぞれに違った感想があるでしょう。 二人とも一口では言い表せないおおきな魅力を持っているから ネ