今月の24日に人工衛星の機体の一部が落下し、地球上の誰かに当たる確率が1/3200だということです。
米航空宇宙局(NASA)は22日、運用を終え地球に落下中の人工衛星「UARS」が日本時間24日午前1時~午後1時の間に大気圏に突入し、大部分は燃え尽きてしまうだろうが、26個の部品(重さ約500キロ)が地上に落ちるだろうと発表した。
本当に誰かに当たったらどうしましょう!
だが、現実にはそんな心配は取り越し苦労だというのです。 日本政府は、予想時刻の約2時間前に落下場所などの想定が可能になるので、情報に気を付けていて欲しいとのことです。
現在地球上を廻っている人工衛星がいくつくらいあるかは、はっきり分かりませんが、09年のまとめでは約3000個以上とも言われてましたから、相当な数なんですね。 その他、ロケットの機体などの宇宙ゴミもかなりの量があり、直径約10cm以上のものは地上のレーダーで監視されているそうですから安心だと思います。
さて、イギリスの寓話に“空が落ちてくる”と騒いで混乱を招いたため仲間のニワトリ達がキツネにまんまと喰われてしまうという「チキン・リトル」という話があるのを思い出しました。 ディズニー映画にもなったらしいが、観ていません。
柵に囲まれた農場で平和に暮らしていたニワトリやアヒルたちのところへ、キツネ(フォクシー・ロクシー)がやってきました。 腹が空いているので、なんとしても御馳走を食べたい。 そこで、ひよこのチキン・リトルに「空が落ちてくるから全速力で逃げなさい」と神の名を騙ってお告げをしました。 すっかり騙されたチキン・リトルは農場の中を「空が落ちてくる」と大騒ぎしながら駆け回った。
だが、ニワトリのリーダーで冷静なコッキー・ロッキーは「空は絶対落ちてこない」と断言し、みんなを落ち着かせた。 作戦に失敗したフォクシーは、コッキーの嘘の噂を流したところ、噂にどんどん尾ひれがついて、ついにコッキーはみんなからの信頼を一気に失ってしまいました。
さらに悪いことに、フォクシーはチキンに「お前がリーダーになってみんなを救うのだ」と唆かしたから大変です。 ニワトリ達はコッキーではなく、ひよこの新リーダーのチキンを信じてしまい、どう対処したらいいかわからないままチキンは、フォクシーの「洞くつへ行け」という言葉をそっくりみんなに告げてしまいました。 柵に囲まれて、安全だった処から、大慌てで柵を突き破って洞くつへ逃げ込んだニワトリ達は・・・まんまとフォクシーの罠にはまってしまい食べられてしまいました。
冷静に考えれば“判断に苦労することは無い”と、あとではいくらでも言えるが、その場に直面した時はどうであろうか? リーダーとして悩むことは、どの分野でも多いものです ネ