2010年5月24日月曜日

歴史探訪ー2


5/24(月)

 昨日まで、東北の「円空仏」を拝観するために津軽半島の松前街道をレンタカーでドライブしてました。

 三厩村の義経寺、平舘村(外ヶ浜町)の福昌寺・平舘神社、蓬田村の正法院、そして青森市油川の浄満寺の四カ所に、寛文6~7年(1666~1667)ころ円空さんが津軽を行脚した時に作像した小坐像の「円空仏」が安置されてあります。  

 義経寺の奥の院に安置されてある円空仏は、33年に一度ご開帳されると言う事で、拝観することはできなかったが、境内の土産物店の牧野さんに色々と話を聞くことができました。  明治26年が第一回目のご開帳で、平成12年に第五回目のご開帳があったばかりだということです。 次のご開帳が23年後ですから、どうなりますでしょうか?  三厩の円空仏(青森県重要文化財)は、写真で見るかぎり福島の有形文化財のそれとほぼ同じ様式の作りをしている観世音菩薩です。  
 
 蓮華座と岩座の二重台座の上に、定印をした手に蓮鉢を載せ、納衣の腕のところに深い切れ込みをもたせた胴体で、高い螺髪に細目の微笑みを浮かべた満月顔の様式は、蝦夷地行脚の後半に完成させた手法で、福島(礼髭村、吉岡村)で二体作像したものと、ほぼ同じものを松前街道の起点となる三厩でも作像していたことになるわけです。 そのご円空さんは、松前街道の三カ所に立ちよって小坐像を作ってから弘前方面へ向かったものと推定されています。 

 今回の探訪では、油川の浄満寺で思いもかけずに円空仏の拝観を許されました。 そこに安置されてあるのは、蓮鉢を持たず、螺髪も低い如来さまでした。  やはり県の有形文化財に指定されていますが、今までの円空仏の写真集には載っていなかったものなので、拝観出来たことは大きな収穫でした。 上の写真が浄満寺の円空作の釈迦牟尼如来坐像です。  礼を言って寺を辞す時、和尚さんは穏やかな笑顔で送ってくれました。 

 次の歴史探訪がとても愉しみになってきました ネ