2010年3月30日火曜日

テレビ視聴率

3/30(火)
 朝の貴重な時間をさいて、NHKの「朝の連続テレビ小説」をウオッチすることが日課になっています。

 遠い昔の記憶を辿れば、第1回目の「娘と私」で、北沢彪が家族と団らんしているシーンを想い出します。  それから数えて、今月から始まった「ゲゲゲの女房」は、第82作目となります。 すべて観てきたわけでありませんが、作品名を見れば当時の自分の状況が映像と共に蘇ってくるようで、とっても懐かしいものです。

 始まりは、「バス通り裏」というNHKが夕方に放送していた番組が好評で、朝の時間帯にも15分づつだが、連続して観てもらえれば「大河ドラマ」のようなものになるのではないかと企画されたそうです。 当時はほとんどの人が、連ドラを観てから一日の仕事を始めていたように思います。

 その後、『視聴率』という視聴者がどれだけ興味をもって番組を観ていたかという尺度・計測が導入されると、NHKの朝の連ドラは40~50%の視聴率を何年も記録していました。

 民放の局もだまっていません。 広告料で番組を制作しているわけだから、多くの人が観る番組をつくると広告のスポンサーが多く集まってくることになり、さらによりお金をかけたドラマがつくれることになるため民放局も朝連ドラに参入し、番組作りにも変化がでてきました。

 競争は視聴者や彼らの興味を分散させ、NHKの視聴率も年々下降し、視聴率第一主義に変化を及ぼしてきました。  何度か立て直しが行われて、「おしん」などという世界に通用する名作を生むことにも繋がりましたが、その後も視聴率の低下は防ぐことができません。

 今回の「ゲゲゲの女房」の初回放送視聴率は、14.8%となり、今まででの作品中過去最低のスタート記録となってしまったそうです。 主演の松下奈緒のほか脇役を名優で固めているから、さぞ尻あがりに視聴率も上昇してくれるだろうと期待して観ていきましょう。

 ところで、NHKの朝の連ドラの主役は女優と決まっていると考えている人が多いと思いますが、じつは男優の主役の時もあったんです。 初回の北沢さんの他、何人いたか分かりますか? 

 宿題にします ヨ
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