2012年7月8日日曜日

自然治癒力

「西洋医学の父」と呼ばれる古代ギリシャ時代の医師ヒポクラテスによれば、人の病気を治す基本的な力は、各々に内在している「自然治癒力」だと述べています。 そして、医師の仕事はその「力」を引き出したり、補足したりすることだとも言っています。 

勿論、すでに病気になった患者の治療は医療の手を借りるわけだが、日常の健康維持は本人自らすべきで、医者は助言者でいいんだという話です。 

もっともなことで、こうした考えは岩手医科大学の名誉教授で医学史の研究で有名で、ヒポクラテス研究の第一人者でもある石渡隆司先生も「胃や腸の健全化は、人間の存在の根幹で『腹が決まれば』という言葉があるが、それはまず自分の胃腸が安定していることだ」と説明しています。

超高齢化社会の到来を前に、社会保障費の急増する今だからこそ、「食」を通じた健康管理が大切だとして、「人々が自分の健康維持を丸ごと医療に委ねるようになると、医療費は際限なく膨張し、やがては医療費と介護費で国の経済は破綻する。 そこから起こる悲劇は極めて明らかだ」と断言しています。 

長年にわたり医学史を研究してきた学者の箴言(しんげん)は意味深いものがある・・・ということです。 

さて、4月からスタートしてドラマ部門の視聴率が断然トップなNHKの朝ドラ『梅ちゃん先生』のなかでも、町医者として好演している坂田医院の世良公則先生は、主人公の梅ちゃん先生(堀北真希)「医者はただ傍に居るだけでいいんだよ・・・」という言葉をかけていました。 

その言葉の持つ意味を悟った梅ちゃん先生は、大学病院を辞め、戦後まもなくの医者の少ない東京の蒲田地区で開業する決意をし、実現するところまでが先週の話でした。 これからドラマがどう展開していくのか興味深々というわけで、朝の時間のやり繰りに困っている毎日です ネ