2009年1月7日水曜日

修行



1/7(水)

 朝 七草粥をいただく。  午後 そばの初打ちをする。

 「二八」の手打ちそばで打ったが、その「二八そば」の解釈については、江戸末期からいろいろ議論がされ、結論がでていないが、代価説配合率説に分かれるようです。 


 落語の演目に『時蕎麦』というのがありますが、明治時代に三代目 柳家小さんが演じていた時は、『二八そば』と題していたそうで、
     「いくらだい、 十六文、 銭は細かいよ。 一つ、二つ」と八つまで数え、
     「何時だい」 「九つで」、    間髪を入れずに「十、十一」と 続けて、
     まんまと 一文 少なくするのに成功した 
という噺です。 江戸時代のそば一杯の値段は だいたい十六文でした。

 代価説は、九九の「二八 十六」の洒落から、配合率説は、そば粉八割に小麦粉二割で打ったそばという配合から、それぞれ言われています。 ただ幕末にはインフレとともに、そばの値段も急騰して、慶応元年には二十文,翌二年には二十四文まで値上がりしているので、慶応年間を境にして、それ以前は代価説、以後は配合率説と解釈している人もいるようです。

 友人の I 君は、そば粉のみで打つ生粉打ち(きこうち)でやっている。 わたしも打ってみるが、どうも上手くいかない。 まだまだ修行が足りないということでしょう カ