2010年10月17日日曜日

日本オープンゴルフ

「なご美会」熊谷正春
今年は75回目の大会で、今月14日から愛知カンツリー倶楽部で熱戦が繰り広げられている。

第3日を終わって、首位はプロの藤田寛之で10アンダーです。 そして、アマチュアの松山英樹(東北福祉大1年)が7アンダーで単独4位につけているという興味ある途中結果となっている。

この大会は、1927年にスタートし、日本のゴルフ大会のメジャー4戦のうちの一つに数えられていて、初回の優勝者は「赤星六郎」です。 彼は、プロ入りせず、アマチュアとして初代チャンピオンになった。 彼は、米国留学中にゴルフを習得し、日本人として初めて海外トーナメント(1924年)でも優勝し、近代日本ゴルフ界の礎を築いた大功労者と言われています。

世界的なゴルフ界のアマ選手と言えば、ボビー・ジョーンズです。 終生アマチュアとしてゴルフ活動を行い、28歳の時に年間グランドスラム(全米アマ、全英アマ、全米オープン及び全英オープン大会の優勝)を達成したことで有名で、引退後もゴルフにかかわり、「マスターズ・トーナメント」を創設し、その開催コースとして、オーガスタのゴルフクラブのコース設計にも携わったといいます。

今回、もしアマの松山選手が優勝すると、赤星さん以来83年ぶりとなる快挙です。 彼はもうすでに来年の4月、アトランタでの「マスターズ・トーナメント」に招待されています。 ボビーの設計したメジャー大会に19歳で出場できるというのも何かの縁でしょうか ナ

追記; 松山選手は最終日も健闘して、3位に入賞した。 アマチュアとしては、1985年度の当時アマだった片山晋吾以来の上位入賞で、今後の活躍が大いに期待されます。)