2012年12月28日金曜日

今年の師走は

今月も何かと大忙しで、すっかり「日記」の更新がご無沙汰になってしまった。 最近になって思うことは私はやっぱり三日坊主だったかという反省です・・・。

今月は、1日(土)は渡島医師会松前・木古内ブロック懇談会が松前町で行われた。 町立病院の院長が会の幹事を引き受けてくださり、懇談から研修会の講師の世話、さらには懇親のセットアップまでして頂いた。 参加人数も20名以上を数え、意見交換もできたため結構良い会となったと思う。 函館からの参加医師は帰りのバスの中でもアルコール片手に話し込んでいた。 ご苦労様でした。

松前「向日葵の会」川村祥子さん
5日(水)は福島商業高校「高校生のための出前健康講座」を行った。 今年初めての試みで、国のがん対策基本法の改正が行われたことに合わせて実施したもので3年生を対象に「がんと生活習慣」と題した話をした。 がんのなかでもピロリ菌が発症に強く関与している胃がんをとりあげ、ピロリ菌感染が必須ということだが環境因子(塩分やタバコなど)の生活習慣も深く関与していることを訴えた。 
それと同時に、ピロリ菌感染の有無を調べ、JGSGに参加して感染している生徒に除菌を行うことにした。 最近の日本の高校生の感染率は10%以下という統計だが、福島町の場合は2割を超えていたのでびっくりです。 現在、除菌の進行中です。

8日(土)は、「がんタウンミーティングイン福島」福島町福祉センターで行われた。 渡島振興局と渡島西部4町の主催で今年は福島町が当番町であった。 当日は猛吹雪だったにもかかわらず127名の参加者があり、わたしを含めたパネラー6人も熱く語りかけた講演会となった 。 

函館新聞の担当記者が取材に来られて、記事も書いてくれた。 感謝です。
その後、振興局の担当者からアンケート結果が送られてきたのを見ると、参加して話を聞いてよかったという肯定的な意見が大半を占めていたので苦労した甲斐があったと満足です。

先月末と今月にかけてはJGSGによる中学生と高校生のピロリ菌感染検査並びに除菌研究に大半の労力を費やした感がある。 

除菌が成功してくれればその苦労も報われるし、福島町の20年後・30年後は胃がん発症率が急速に低下しているだろうと確信できる ヨ