「なご美会」熊谷正春 |
前半と後半では、日本チームの動きがかなり変わってしまったのは、ハーフタイムで韓国チームが戦略を練り直してきたからだろう。 後半の日本は自陣エリアで守備を強いられる時間が多かったように感じられ、選手の足の動き、運動量が落ちているかなという印象で試合を見ていた。
結局、延長に持ち込まれたが、運よく早い時間帯でPK(ペナルティキック)を得て、今や日本チームのエースストライカーとなっている本田(圭)がキックの権利を得た。 誰もが、難なくゴールネットを揺らしてくれるものと安心して見ていたところ、蹴ったボールはキーパーに阻止されてしまい、万事休すと思ったその瞬間、後方から猛然とラッシュした途中出場の磯貝が、こぼれ球をゴール内に押し込んでくれた。 そのシーンのビデオを何度見ても、磯貝選手以外の誰も走りだしておらず、改めて彼の基本に忠実なプレーに感心するばかりです。
ところで、勝利を確信した延長の最後の最後で同点ゴールを奪われ、PK戦にもつれ込まれたことは、因縁のある韓国戦だったからだろうか。
見せ場は完全にゴールキーパーの川島が独り占めしてしまった格好だ。 勿論彼の好セーブは試合を決めたわけだから、本当にすばらしいと素直に喜んで納得します。
決勝戦はオーストラリアと30日の午前0時キックオフで始まる予定だ。 今回のアジア杯での日本チームは、各試合で活躍する選手が入れ替わり、各々新しいヒーローが誕生しています。 きっと決勝戦でも同じような展開となり、ニューヒーローのインタビューで興奮することでしょう ネ