1/26(火)
今日もとっても寒い一日でした。 仕事ももう終わろうという時刻になって、「容態が急変したので・・・」という電話が受け付けに入った。
昼まで何の兆候もなかったが、夕食の時間になったので、ベットから居間まで介助されて歩いて来た90歳前半の老女が突然血液を吐いてしまったという内容のものです。 吐血です。 彼女の基礎疾患から「急性出血性胃炎」か「胃潰瘍」が考えられたため、一刻も早い処置をしなければなりません。
ちょうど院内勉強会を行ってましたが、急遽患者宅へ急行し、バイタルチェックの後、受け入れ病院を家族と話し合って決め、病院の了解を取った後、救急車の出動を要請し、搬送した。 その間、救急車を発たせるまで外に立っていたが、寒気は足元から吹き上げてくるようで、すっかり冷え切ってしまいました。 かじかんだ手で帰りの車のハンドルを握らねばならず、つらかったが、老女の安否はそれ以上に心配されました。 血圧が100を切っていたものだから・・・。
「かかりつけ医」としてのわたし達の仕事は、時間や曜日に関係なく、突然容態が変わったり、新しく病気が発症したりすることへ機敏に対応しなければならないので、緊急時の応対システムを構築しておかなければなりません。 と同時に、患者さんやその家族への「病気・病状」の説明を良くしておき、理解を深めておく必要があります。
一人の医者のできる事には限りがありますから、他の医療機関と連携を緊密にしておく必要が絶対にあります。 そうした地域の医療連携のもとで、かかりつけ医としての『まち医者』があるのです ネ