よく官公庁などでは、その年の仕事をする最後の日のことを「仕事おさめ」といいますが、福島町は30日の夕方まで住民サービスをするそうです。
わたしたちの仕事には「仕事おさめ」は、はたしてあるのでしょうか。 年中無休と言いたいところですが、そうもいきません。 過重労働にならない程度に休養を取りながら、「かかりつけ医」(家庭医)として、夜間でも求めに応じて往診もするという体制で待機しています。
開業医は楽で、勤務医ばかりが超過勤務になっているので、だから病院から勤務医が去り、医師不足になっているという見方があります。 そういうケースもあるかも知れませんが、個々の病院(入院設備のある)の、特に公立病院の運営方法にも勤務医が満足して働けない訳があるとも言われています。 全国の自治体病院が同じ悩みを抱えていて、運営(経営)がどうあるべきか改革にせまられている所もすくなくありません。
魅力ある病院には、医師(勤務医)が集まってきます。 働く職場はいろんな意味で快適でなくてはなりません。 そういう職場には、ヒヤリ・ハットするようなことは少ないのです。 同僚と共に仕事ができるということは、すばらしいことで、開業医にはそれがありません。 開業医はひとりの責任で医療行為をしているので、時に診断にひとり悩むことがあります。 そばに、すぐ相談できる同僚医師がいたらいいのに・・・と。
アメリカで勤務していた時は、ラボ(職場)のボスは、いつも言ってました。 「おまえのワイフはハッピーか、家族はハッピーか」とも ネ