道新の「今年の顔」の一人に、辻井伸行さんが紹介されていました。 21歳です。
辻井さんは、今年6月にアメリカで行われた第13回バン・クライバーン国際ピアノコンクールで優勝したピアニストです。
そのコンクールは、1958年モスクワでの第1回チャイコフスキー・コンクールに優勝したクライバーンさんの栄誉を称えてできた4年に一度の国際ピアノコンクールですから、今まで他のコンクールで優勝した人たちも応募する競争の激しいものだそうです。 今回日本からもう一名参加していて、予選会からデットヒートを繰り広げていたといいます。
参加者はホームステイして毎日ピアノの練習ができる環境にあるとはいうものの、一ヶ月以上緊張の連続のしどうしだったと思われるので、なんと堅固な精神状態を維持できていたのかと驚きます。 NHKの特集番組で、コンサートの経過をドキュメント映像で放映していたが、日一日と“こころ模様”が変わっていく参加者の様子に、時に感動し涙もしました。
辻井さんとお母さん、そして周りの関係者全員の力の結集が優勝という形になったのでしょう。
「演奏中は、お客さんを楽しませたいということだけを考えている」と、ピアノを弾く喜びを全身で表現する「のぶりんダンス」が彼の自然な演奏スタイルとなっています。
先日、札幌からの帰りに、函館駅の改札口からホームにかけて、アイマスクで目隠しをして「ブラインド」の体験演習をしているグループに出会いました。 とってもたいへんだという様子がひしひしと伝わってきました。当然のことですが・・・。
辻井さんの笑顔がいいです ネ