今月は、乳がん月間(ピンクリボン月間)です。 特に今日は、「乳がん検診の日」とされ、世界の有名な建造物や名所を同時にピンクにライトアップし、「乳がんの早期発見の大切さ」をアピールする世界規模のキャンペーンが行われています。 日本では、東京タワーをピンク色にライトアップしています。 綺麗!
わが国では乳がんと診断される女性は、年間約4万人にのぼっています。 優れた検査法や有効な治療手段が多いことから、早期に発見して適切な治療を受ければほぼ完全に治すことができます。
今日は、もうひとつの女性がんである子宮頚(けい)がんのトピックスを紹介しましょう。
厚生労働省は子宮頚がんの予防ワクチン(サーバリックス;グラクソ・スミスクライン社)を、今回初めて承認することを決定しました。 早ければ12月からでも使用可能と言われてます。 子宮頚がんの原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)であると、4月25日(子宮の話)の『オガクリ日記』でも書いてます。
毎年約8000人の女性が、がんと診断されてますが、早期発見されやすく、検診とこのワクチンの組み合わせで更に予防効果が期待されます。 ワクチンの効果は、接種後20年間有効と言われています。
このサーバリックスというワクチンは、2007年からオーストラリアや米国で公的助成による接種が開始され、現在98カ国でも承認・使用されていていることから、同ワクチンは “人類ががんを制圧した初めての事例” だとも言われています。
いずれにしても、早期発見のために、検診を受けましょう ヨ