7/25(土)
第14回 「福島かがり火 神楽」 のイベントが雨の降るなか、福島大神宮で行われました。
松前神楽は、約350年の歴史のある神事で、『概説 福島町の歴史』によると “・・松前藩主の崇敬と庇護によって集約され城内神事神楽として位置づけられ、さらには十世藩主矩広の作といわれる曲も生まれたということは、藩主がこの神楽を通じて、神への鎮魂と領内安穏、五穀豊穣を願うと共に、この神楽信仰に篤い領民を精神的につなぎ止める役割をも果たしていたと考えられる。 従って、その伝承は厳密を極めていた。” と言われています。
福島の笹井家(常磐井家)は、代々松前神楽の名手といわれ、その
初期の神主は長生きでもあったことから、神楽は確実に伝承されていったと考えられています。 福島町民は、神楽を見聞して佳境に入ると「ようそろ」の掛け声をかけます。 藩政時代音曲と演技が一体化し見事な出来栄えの場合に観客が発する「良くて候」の誉め言葉の遺形だそうです。
今回はあいにくの雨降りとなってしまいましたが、子供からお年寄りまで見物の人々で本殿はいっぱいになっていました。
写真は、煌々と明りを照らす かがり火の様子と、奏上された神楽のひとつ「庭散米舞(にわさごまい)」の模様です。
何度も ようそろ の掛け声が聞かれたのは勿論のことでした ヨ