7/12(日)
来る7月15日は、江戸初期の修行僧 円空が、関市池尻の長良川畔で入定した命日です。 元禄8年(1695)と言いますから、いまからちょうど314年前のことです。
円空は、寛文6年(1666)に弘前を追われて蝦夷に渡ったと『津軽藩御国日記』に記されているが、前年の寛文5年にはすでに蝦夷にいて作仏していたとも言われています。
さらに、津軽から蝦夷へどちらの半島から渡たり、どの経路で東北へ帰っていったかもわかりません。 ですから蝦夷地での作仏行動についても、松前からどのようなコースを辿って旅をしたのかもわからず、たいへん謎の多い上人だったと言えます。 そのルート解明に興味がわきます。
道内には、40数体の円空仏があると言われ、福島町にも町の有形文化財に指定されている観音坐像が一体あり、トンネル記念館で拝観することができます。 当町に来られた時は、是非立ち寄ってみてください。 当町の円空仏は道内の観音坐像のなかでも完成度が高く、東北地方の観音坐像へとつながっていく様式だとも言われています・・・ カラ