2010年6月8日火曜日

生活習慣と子どもたち

6/8(火)

 道新夕刊6月5日に、「子どもたちが親や地域を変えた」というスリランカで活動している小林博札幌がんセミナー理事長の話が載っていました。

 小中学生の子どもたちは、学んだことを親や住民に伝えるなどすることで、地域の喫煙率は低下し、健康への意識が高まったと言います。  家庭に配ったニュースレターには「たばこはがんの原因」「お酒の飲み過ぎは肝臓に悪いんだよ」と伝えたそうです。  子どもたちが中心になって住民向けの健康の集いを開き、身長、体重を測定し、喫煙、アルコールの害を説明した。 4校のモデル小中学校で約1500人も集まり、初めて血圧を測ったひとも多かったそうだ。

 「こどもたちの熱心な活動に父母や地域住民が共鳴し、コミュニティーが変わった。われわれの健康増進や生活改善の取り組みが大河の一滴になれば」と、小林先生は期待しています。

 一方、今の日本では特定健診(メタボ健診)が始まり、40歳~74歳までの対象者が65%健診受診することと努力目標が設定されています。 

 しかし、開始以来その受診率の低さに各自治体は頭を抱えているというのが現状です。 スリランカでの取り組みに何らかのヒントがあるのではないでしょう カ