5/29(土)
今年の桜は、昨年と違って鳥の被害はほとんどなかったものの、寒さ続きで開花が随分と遅くなってしまいました。
そのため、ちょうど今頃が遅咲きの桜が満開となり、あちこちで花見の会が開かれているようです。
「オガクリ」の待合室から見えるメモリアルパークへ登っていく坂道の「サクラ」も今が盛りと咲き誇っています。 桜の苗木が移植されてから、もう何年になるでしょうか・・・。
当時、松前町の患者さんで、自宅の広い庭に何本もの桜の木を植えている方が来院いていました。 ライオンズクラブの会員として知り合いになり、松前町の郷土史家の永田富智先生が主催する「歴史探訪」にも参加して、一緒に下北半島を巡った想い出もあります。 その方が、待合室に座って窓の外を見上げると殺風気な坂道だけが見えているので、桜の木を植えることにしませんかという提案をしてくれました。 実は、わたしも何か物足りない風景だと感じていたものですから、二つ返事でお願いしました。
その「サクラ」が、今満開なんです。 苗木も今では立派な「木」に成長し、オガクリを見守ってくれているようです。 その方(Tさん)は、白いりっぱな口髭が自慢で、眼鏡の奥の優しい眼ざしが今でも忘れられません ネ