丁度3ヵ月前の7月29日に「箱館奉行所」の復元がなり、一般市民に公開されました。
140年の時を超えて再現されたことになります。
鎖国を続けていた日本は、安政元年(1854)の日米和親条約によって箱館と下田を開港した。 当初、箱館山の麓に幕府の役所として箱館奉行所を置いていたが、防備に問題があると言う理由で、幕府は港から遠く離れた亀田の地に奉行所を建てることになった。
設計を蘭学者の武田斐三郎に依頼したところ、星型五角形の形をした西洋式の土塁を考案したため、「五稜郭」と呼ばれるようになった。
安政4年(1857)に五稜郭の築造が始まり、7年の歳月をかけて完成されました。 が、時代は風雲急を告げ、江戸幕府から明治政府へと政権が変わったため、箱館奉行所の役目も終わり、完成から7年後の明治4年(1871)に開拓使によって解体されてしまった。
今回復元された奉行所は、全国から宮大工を集め、4年の歳月をかけて完成されたもので、室内を見て回ると足元の畳みがポッカポカの床暖が効いていて、今のひんやりする季節にはとても気持ちが良いもんです。 オープン50日目にして、10万人の入場者を集めたというのも、日本人は歴史好きだからでしょうか。
今日一緒に奉行所を見学した友人は、高校の同級生で約25年ぶりに再会したT.F君です。 埼玉県からひょっこり函館へ出かけてきたと、昨夜突然電話があった。 びっくりするやらなにやらだったが、でも今日再会し、お互いの友情を確認でき、しかも早く見たいと思っていた復元奉行所をくまなく見れたことにも大変満足している。
彼の息子さんが、来週の土曜日に結婚する予定です。 花嫁の父ではないので、感激の号泣はないとは思うが、両家の代表挨拶が彼を少々悩ますことになるのでしょう カ