2010年8月28日土曜日

健康だより第15号

今月は、『骨は老化する』と題して、骨粗鬆症のお話をしています。 お年寄りだけの病気ではなく、子どもから若い年代の頃からの生活習慣が関係している病気であることをしっかり認識して欲しいものです。 骨折をしてしまうと、特に大腿骨(足)の場合は寝たきりになってしまうことが一番心配されます。

がんの話は、検診を受けたことによるメリット・デメッリトについて、簡単に述べてみました。 
早期発見・早期治療に繋がる検診のメリットの面ばかり強調されているものの、その反面がんが見つかったことによる不利益のことも時々見られるからです。

検診そのものの不要論を訴えて本を出している先生もいます。統計学の面から死亡率の減少に関与する検診項目が最も信頼のおける検診だと理解できますが、だからと言って「胃ガン検診」は胃のレントゲン検査(バリウムを飲む)だけが唯一認められた検診方法だということには抵抗があります!

胃カメラ検査、ピロリ菌感染の有無の検査、胃の萎縮状態を調べる検査など、胃がんの発生原因を突き止めることから開発された検査方法を組み合わせた「新しい胃がん検診」法も実施し始めてもいいのではないでしょう カ