今日は年度末さいごの日ですから、ちょうどいい題名でしょうか。
誰でもよく知っている「別れの曲」で、明治14年の音楽の教科書に、『蛍』という題名で載っていたそうです。 古代中国の「蛍雪の故事」からとった詞が、みやびな古語でつづられていて、最初は4番まで詞があったと、歌手で作家の合田道人さんが道新の『あの日の歌景色』で書いています。
3番の詞には、" つくしのきわみ、みちのおく・・・” は、九州と東北のこと
4番の詞には、" 千島のおくも、おきなわも・・・” は、千島と沖縄のこと のことばがありました。
別れた後は、愛国精神を持って皆で国を守ろうという歌だったそうです。
ですから戦後は、3と4番を省くことで、戦勝国の歌として歌われるようになったのです。
そして昨今は、学校の卒業式でもあまり歌われなくなってしまったそうで、淋しいかぎりです ネ~