今年の当会は、道医常任理事の前川勲先生が講師として来函され、「介護保険制度10年の歩みと将来展望について」と題する講演を行いました。
今年、介護職員の待遇改善をすべく3%の介護報酬をあげました。 劣悪な環境で仕事をしている職員(ヘルパーなど)の離職をなんとか減らそうという意味があります。
ところが、あるアンケート結果を前川先生が紹介してくれました。 それは、「介護職員がなぜ離職するか」というアンケートで、1位は 人間関係の悩み、2位は やりがいのある仕事と思って始めたが現実は違っていた、3位が 賃金が安いからだったそうです。
介護の現場は、思い描いたものとは違って、劣悪な環境での仕事だということのようです。 本当に現場の職員が苦労しています。 ですから、麻薬保持・使用で有罪判決を受けた S.N元女優が更生した後、介護の仕事をしたいと言った発言に、多くの介護関係者からブーイングがでたことでも想像できます。 S.Nにその仕事が務まるはずがないという意味でしょう。
また、今回の3%アップの診療報酬改定でも、はたして職員の給与改善となっているのか不安なところもあるそうですが、実際はいかがなんでしょう カ