11/9(月)
とにかく秋山先生の講演の話は、講演慣れ(テレビ慣れ)しているせいか、とてもテンポが良く、しかも何かと小道具も使った判りやすい説明を心がけてくれて、アットいう間の一時間でした。 用意したパワーポイントの話ができないくらい内容の濃い講演でした。
バンダナをした長髪スタイルは、先生の特徴で、話し口と非常によく合っているんです。 「不可能を可能にする発想」と題するだけあって、車の丸いタイヤをおむすび型(三角形)にできるなんて誰が思ったでしょう。 マンホールの蓋が丸い訳は知っているが、これもおむすび型の方が、材料が少なくて済むし、けっしてマンホールの蓋としては下へ落っこちないということも、わたしには新発見でした。
科学者としての「医者」には、発想(アイデア)を駆使してさまざまな研究分野に多くの成果を上げる一群(研究者)と、知識・蓄積された豊富な経験を生かし目の前の病んでいる人に適切な治療を行う一群(臨床医)におおきく別けられます。 医学部を卒業と同時に進路が別けられ決められるが、けっしていっぺんで決まるわけではありません。 自分の相性・適正は、そんなにはじめから一致するものでありません。
少なからず多くの「医者」は、研究者と臨床医を行き来しているのです。 その間に出会った他の業種の人々の発想が、自分の分野におおくの貢献をもたらしてくれることも知っています。
ワイングラスを傾けながら、時間の経つのも忘れて語り合うことも時に必要なんです ヨ
(写真は、今年の「町民文化祭」での『絵手紙』のコーナーから)