2010年8月31日火曜日

8月最終の日

福島「なご美会」の池田龍夫さんの作品
8月も最終日というものの、今日も30度近い暑さでした。 

町内でも熱中症が心配される状況です。 ニュースに寄りますと、東京では年間の連続真夏日の更新が確実とも言われているようで、日本中猛暑の中にすっぽり入っていると言うことです。ここ北国でもエアコンの需要が年々増してくることでしょう。 


今日、その酷暑の中にある名古屋から、わたしの大学時代の同級生が町とのある打ち合わせのためにやってきました。 2年後に改定される介護保険制度の中の「介護予防」について、これから町内の高齢者を対象者としたアンケートなどを実施していく上での内容をつめる懇談ということのようです。

彼は、名古屋にある独立行政法人の医療研究センターの所長をしています。 夕方から彼を囲んで懇親会を設け、そのなかで介護保険などに関する様々なことについても話しを聞くことができ、有意義なひと時をもつことができました。 そのなかで印象に残ったひとつは、日本人は確固とした「死生観」というものを持っているのだろうかという話でした。 

介護を行っていく上で、患者さんが徐々に体力を落としていくと、まず移動(歩行)で介護が必要になってきます。 自力歩行出来ていた時より2倍の介護量がいることになります。 次に、排泄での介護が必要になってきますと、さらに2倍の介護量が要ることになります。 さらに、摂食(食べられなくなる)での介護が必要になると、さらに2倍量の介護が求められてくるそうです。 

結局、移動で2倍排泄介護になると4倍摂食介護になると8倍の介護量が必要になるという訳です。 そこで問題になることといいますと、食べられなくなった場合(ムセて飲み込めなくなる)に、栄養を摂る手段をとるのか、または自然な経過をとって看ていくことを選ぶのかということです。 摂食介護が必要な患者さんは、いわゆる寝たきりの人が多く、介護度5のことが多いんです。 ムセて飲み込めないと誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という感染症がほとんどの人に起こります。 

栄養を摂るために「胃ろう」という胃に小さな穴をあけ、そこにチューブを通して液体栄養を送り込むという方法をとるかどうかということが、よく議論されることがあります。 看ている家族にすれば、どんな状態でも生きていて欲しいと願うことももっともなことです。 

一方、寝たきりの人にとっての、人としての「尊厳」は、という問いかけのあることも事実です。 色々な考え方があっていいと思いますが、「人の最期はいかにあるのか?」という命題について、日頃から話し合い、考えておいた方がいいのではないだろうかという感想です。 

このことは、何も介護分野だけでなく、移植の分野にも通じる話なのです。 臓器移植法が改正されてから、日本でも今まで以上に臓器提供者が増えている昨今です。 

人としての「尊厳」を重んじる生き方が、人の心を救ってくれるということでしょう カ

2010年8月30日月曜日

富士山のイメージ

飛行機から見る富士山
今日の暑さは尋常ではなかった。 8月も終わるという頃になって、ここ福島町でも28度~29度の外気温が続いています。 風もほとんど吹かない無風状態の室内は、もっと室温が上がっていたことでしょう。

オガクリでは、外来待合や診察室はクーラーが利いているが、昼食のために二階へ上がっていこうと階段を数段登っただけで、熱気が体中を取り巻いていっきに頭がホア~ンという感じに陥ります。

昼食もほどほどに階下の方へ避難です。 熱中症がほんとうに心配されました。

ところで、今日は「富士山測候所記念日」だそうです。 明治28年(1895)の今日、気象学者で大日本気象学会員の野中至さんが私財を投じて富士山頂の測候所の工事の完成を中央気象台に連絡してきたことに由来して名づけられたと言います。  

富士山のイメージは、その頂に常にをいただいている写真を思い出すので、今日のような残暑の厳しい時ほどピッタリという訳です。 そうですよ ネ

2010年8月29日日曜日

福島町のお宝

吉野教会の円空作の観音像
福島町教育委員会によると、9月17,18日の両日福祉センターロビーにおいて、町内にある「3っつのお宝」の一般公開を行うということです。

その3っつとは、宮歌村文書・円空仏・獅子頭の文化財のことで、宮歌八幡神社の「宮歌村文書」は道の有形文化財、吉野教会の「円空仏」と福島大神宮の「獅子頭」は町の有形文化財となっています。

わたしが研究している「円空仏」の一般公開は、私が福島町に来てから初めてだと思いますから、20年以上は経っているはずです。 少し傷んでいるところがあると聞いてますから、どんな保存状態か心配です。

これを機に、町内のみなさまに円空さんの魅力について知ってもらいたいです ネ

2010年8月28日土曜日

健康だより第15号

今月は、『骨は老化する』と題して、骨粗鬆症のお話をしています。 お年寄りだけの病気ではなく、子どもから若い年代の頃からの生活習慣が関係している病気であることをしっかり認識して欲しいものです。 骨折をしてしまうと、特に大腿骨(足)の場合は寝たきりになってしまうことが一番心配されます。

がんの話は、検診を受けたことによるメリット・デメッリトについて、簡単に述べてみました。 
早期発見・早期治療に繋がる検診のメリットの面ばかり強調されているものの、その反面がんが見つかったことによる不利益のことも時々見られるからです。

検診そのものの不要論を訴えて本を出している先生もいます。統計学の面から死亡率の減少に関与する検診項目が最も信頼のおける検診だと理解できますが、だからと言って「胃ガン検診」は胃のレントゲン検査(バリウムを飲む)だけが唯一認められた検診方法だということには抵抗があります!

胃カメラ検査、ピロリ菌感染の有無の検査、胃の萎縮状態を調べる検査など、胃がんの発生原因を突き止めることから開発された検査方法を組み合わせた「新しい胃がん検診」法も実施し始めてもいいのではないでしょう カ

サマーキャンパス

9月5日(日)に『健康フェスティバル』が開催されます。

今年のテーマである「早寝・早起き・朝ごはん」に関する実践プログラムとして夏休み期間中に福島町の吉岡小学校の生徒さん達を対象に『サマーキャンパス』が行なわれました。 その実践報告をフェスティバルで発表してくれることになって準備を進めている吉岡小学校の加藤教頭先生に会ってお話を聞くことができました。

夏休みの終わる三日前から実施した『サマーキャンパス』に、最初の申し込みは4名程でした。 ある父兄に聞いてみると、参加したかったが、休みの期間中のしかもお盆の最中なので・・・と、言葉を濁していました。 実施する期間が休みの開始早々の方が良かったのではないだろうかと、教頭先生に問うと、休みの終了間際の方が二学期が始まってから順調な滑り出しができるので、良いんですとのことでした。

実際にキャンパスが行われると、途中からでも参加する小学生が増えてきたそうで、その効果はあったようです。 詳しいことは、9月5日の『健フェス』のなかで発表されます。 楽しみです ネ